【女子プロ野球】埼玉が京都、愛知に連勝し首位浮上 水流麻夏&磯崎由加里が連続完投勝利

完投勝利を挙げた埼玉アストライア・磯崎由加里【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】

埼玉アストライアは京都、愛知をともに5-1で下す

 女子プロ野球は15日に、埼玉・川口市営球場で秋季リーグを行い、埼玉アストライアが京都フローラを5-1で下して勝利した。

 両先発は9月4日の試合でも投げ合った埼玉アストライア水流麻夏と京都フローラ小西美加の顔合わせとなった。先制したのは埼玉。初回2死満塁のチャンスをつくると、この試合まで秋季リーグの打率が5割超えと絶好調の6番御山が押し出しの四球を選び先制点を奪った。さらに、続く田口紗帆がを放つなど打者一巡の猛攻で一挙5得点をあげた。

 京都は3回1死2塁で厚ヶ瀬が左前適時打を放って反撃するも、1点止まり。その後は埼玉先発の水流が得点を与えずに好投し、埼玉アストライアが5-1で勝利した。

 完投勝利をあげた水流は「チームが先制点を取ってくれたので、楽に投げることが出来ました。フォアボールも多かったのですが、取れるところでダブルプレーが取れてよかったです。2ストライクに追い込んでから有利なカウントなのに決め球が甘く行くことが多く、打たれることが多いのでボール球を上手く使えるように制球していきたいと思います」とコメントしていた。

埼玉アストライアは両先発が好投

 第2試合では埼玉アストライアが愛知ディオーネを5-1で下して勝利し、2連勝を飾った。埼玉アストライアは初回2死3塁で4番の泉由希菜が左前適時打を放って先制。2回にも、9番の田口真奈の3試合連続打点となるタイムリーヒットなどで2点を追加してリードを広げた。

 愛知ディオーネは2回、先頭の金城が左中間を破る二塁打を放つと、三塁に進めて榊原の中犠飛で1点を返す。だが、4回、埼玉アストライアは1死2、3塁から中田、只埜に適時打が飛び出してリードを広げた。ここまでの愛知ディオーネ戦で連続完封勝利をあげている先発のエース磯崎由加里は得意の緩急を織り交ぜた投球で愛知ディオーネ打線を抑え、1試合目の水流に続いて1失点完投勝利。秋季リーグ3試合連続完投勝利と好調さを見せつけた。

 埼玉アストライアは3連勝で秋季リーグ首位に。試合後、磯崎は「良い流れのまま、2試合目も先制点をとってくれました。中田友実選手が粘ってくれたおかげで先制点をとることができ、その後の守備にも繋がったと思います」などとコメントしていた。日本女子プロ野球リーグ

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