Wソックス・ヒメネスとカブス・ブライアントが週間最優秀選手に

日本時間9月17日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第25週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはイロイ・ヒメネス(ホワイトソックス)、ナ・リーグはクリス・ブライアント(カブス)が選出された。今季デビューの新人であるヒメネスは自身初の受賞。2015年のナ・リーグ新人王、2016年のナ・リーグMVPであるブライアントもメジャー5年目にして初受賞となった。

22歳のヒメネスは、6試合に出場して打率.435、3本塁打、11打点、OPS1.370の好成績をマーク。これまではメジャーレベルの投手に苦戦する場面も多く見られたが、ここにきてメジャーレベルに適応し始めており、日本時間8月30日以降、OPS1.070という素晴らしい成績を残している。第25週の大活躍もあり、今季の通算成績は打率.259、27本塁打、69打点、OPS.799まで向上。大物ルーキーの1年目としては十分に合格点を与えられる数字となっている。なお、ホワイトソックスの選手が週間最優秀選手に選出されるのは、ルーカス・ジオリトに続いて2人目である。

一方、27歳のブライアントは、6試合に出場して打率.500、5本塁打、13打点、OPS1.720と猛打爆発。2度のマルチ本塁打をマークし、日本時間9月16日のパイレーツ戦で2本塁打を放ったことにより、2016年以来3年ぶりに30本塁打の大台を突破した。昨季は故障もあって不本意な1年を過ごしたが、今季はここまで打率.288、31本塁打、77打点、OPS.925と本来の実力を発揮。メジャー最初の5シーズンで138本塁打となり、球団記録を更新した。なお、カブスの選手による週間最優秀選手の受賞は、昨年8月のアンソニー・リゾー以来、今季初めてである。

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