救急救命の手順学ぶ 八尾で介護職員の講習

人形を使って胸骨圧迫を行う参加者

 八尾消防署管内の介護福祉施設に勤める職員を対象にした救急救命講習が17日、富山市八尾町福島の同署で開かれ、12人が胸骨圧迫や人工呼吸のこつなどを確認した。

 施設利用者が誤飲や窒息、突然死を起こす危険性があることから、意識を高めてもらおうと昨年から同署が実施。ことしは17、18の両日で計24人が参加する。

 参加者は救命士から胸骨圧迫や人工呼吸の方法を教わり、人形を用いて動きを確認。ベッドの上で胸骨圧迫をしないことや、血などを吐いている場合は、感染症リスクを避けるため人工呼吸を省略する場合があることなどを学んだ。

救命士から説明を受ける参加者
講師の救命士が手順を解説
介護福祉施設職員が参加した救急救命講習会

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