タイガース先行逃げ切り 2年目・レイエス2安打2打点

【オリオールズ2-5タイガース】@コメリカ・パーク

タイガースは、1・2番コンビの活躍により、オリオールズを5対2で破った。初回に2番ジョーディ・マーサーの9号2ランで先制したタイガースは、5回裏に1番ビクトル・レイエスのタイムリー二塁打で2点を追加。その後、トレイ・マンシーニの33号ソロなどで2点を失ったものの、試合前半のリードを活かして5対2で逃げ切った。タイガース先発のタイラー・アレクサンダーは、6回4安打1失点の好投で記念すべきメジャー初勝利(3敗)、5番手のジョー・ヒメネスは今季7セーブ目をマーク。一方、オリオールズ先発のジョン・ミーンズは、6回途中6安打5失点で今季11敗目(10勝)を喫した。

両リーグ最多の104敗を喫しているタイガースにおいて、メジャー2年目の24歳、レイエスの活躍が光っている。この試合では初回に三塁打、5回裏に2点タイムリー二塁打を放ち、2安打2打点の活躍。前日の試合で5打数1安打に終わり2割台へ落ちてしまった打率を、マルチ安打で再び3割台(.303)に乗せた。7月末の時点での打率は.234に過ぎなかったが、8月に打率.321をマークし、9月も打率.345と絶好調。今季241打席で54三振を喫しているのに対して選んだ四球はわずか12個と、アプローチ面にはまだ課題を残すものの、リードオフマンとしての活躍はチームの数少ない光明となっている。2017年オフにルール5ドラフトでタイガースに加入したベネズエラ出身の外野手は、思わぬ掘り出し物になるかもしれない。

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