ドコモ装う詐欺急増 熊本県内で被害80件、580万円

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NTTドコモを装ったフィッシング詐欺メールの一例(同社公式ホームページから)

 携帯電話大手「NTTドコモ」を装ったショートメールを携帯電話に送り付け、偽サイトに誘導して個人情報を盗み取る「フィッシング詐欺」が、熊本県内で急増している。盗まれた個人情報はネットショッピングなどに悪用されている。

 県警サイバー犯罪対策課によると、県内の被害は4月中旬から増え始め、8月までに計80件、被害額約580万円に上っている。

 同社を装って送られてくるメールは「お客様のアカウントに異常ログインの可能性がある」「利用料金が高額になっている」などと不安をあおる内容。表示したURLにアクセスさせ、偽サイト画面で同社の個人IDやパスワードを入力させる手口だ。

 被害者は、商品代金を携帯電話料金と一緒に支払う「キャリア決済」で、身に覚えのない支払い請求メールが届いて初めて、IDなどの不正利用に気付く。ギフト券などの購入に使われていたケースが目立つ。

 同課は「不安をあおる内容のメールはまず疑ってかかり、電話会社に直接問い合わせて確認することが肝心」と注意を呼び掛けている。同社も公式ホームページで事例を挙げて注意喚起している。(丸山宗一郎)

(2019年9月17日付 熊本日日新聞朝刊掲載)