10月5、6の両日に神奈川県伊勢原市内で開かれる「第52回伊勢原観光道灌まつり」のPR用ポスターが、このほど完成した。デザインを手掛けたのは、東海大教養学部芸術学科3年の中村詩菜さん（21）。同学科の学生が描いた5点から、同まつり実行委員会が選考した。
ポスターは大山を背景に、鷹狩りの衣装をまとう市ゆかりの戦国武将、太田道灌と、市内の日向薬師を信仰したとされる鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の妻、北条政子もデザインした。近年は道灌の姿しか描かれていなかったが、今年は「日向薬師参詣行列」に登場する政子も描かれた。
中村さんは「まつりのパレードには北条政子も参加しているので、道灌と政子を2人ともアピールしたかった」と作品の狙いを説明。「まつりだけでなく、日向薬師や大山がある市内の魅力についても知ってほしい」と話している。
実行委はB1判の縦型500枚、B3判の横型3千枚を作成し、今月中旬から小田急線や大山ケーブルカーの駅構内、神奈中バスの車内などに掲示する。
