ブリュワーズに朗報 球宴右腕・ウッドラフが戦列復帰へ

前半戦に10勝3敗、防御率3.67の好成績をマークしてオールスター・ゲーム初選出を果たしながらも、左腹斜筋を痛めて7月下旬から戦列を離れていたブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)が、日本時間9月18日に本拠地ミラー・パークで行われるパドレス戦で先発する予定であることが明らかになった。エース級の活躍で前半戦の戦いを支えた右腕の復帰は、逆転でのポストシーズン進出を目指すブリュワーズにとって明るいニュースとなりそうだ。

開幕ローテーションの一員として迎えたメジャー3年目の今季、ここまで20試合に先発して117回2/3を投げ、11勝3敗、防御率3.75、136奪三振をマークしているウッドラフは、日本時間7月23日に左腹斜筋痛により故障者リスト入り。その後、マイナーでも登板機会はなかったが、レギュラーシーズンが最終盤を迎えたこのタイミングで戦列復帰の準備が整った。

今季のブリュワーズは、ウッドラフが先発した20試合で16勝4敗と大きく勝ち越しており、26歳のオールスター右腕の復帰は非常に心強い。ただし、先発投手として長いイニングを投げられる状態まで回復しているわけではなく、明日のパドレス戦では、球数制限に達するまでのイニングを投げ、2番手のジオ・ゴンザレスにバトンを渡す予定となっている。

ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は、ウッドラフの球数制限について、具体的な数字を明言していない。その一方で、「もし順調にいけば、ウッドラフはレギュラーシーズンの残り試合で3度登板し、我々は彼がどのようにチームに貢献できるかを見極めることになる」と具体的なプランを明らかにしている。ウッドラフが指揮官の期待に応えるパフォーマンスを見せ、なおかつブリュワーズがポストシーズン進出を果たした場合、ウッドラフはブリュワーズ投手陣のなかで重要な役割を担うことになるだろう。

クリスチャン・イェリッチを欠くなかで、逆転でのポストシーズン進出に向けて猛スパートを見せているブリュワーズ。残り試合のスケジュールの面では、首位カージナルスや2位カブスよりも優位と見られており、ウッドラフ復帰がポストシーズン進出に向けての後押しとなるか注目だ。

© MLB Advanced Media, LP.