一般財団法人熊本公徳会の設立75周年記念講演会が14日、あさぎり町のせきれい館であり、崇城大総合教育センター講師(健康・スポーツグループ)の阪本達也氏(65)が健康づくりに関する筋力の大切さなどについて話した。
阪本氏は「突然病気で入院しても、日ごろから筋力を維持していれば短期間で普通の生活に戻れる」と述べ、「健康寿命」を延ばすためには筋力が必要と強調。正しいウオーキングの仕方について、「頭の上から糸でつられているようなイメージで正しい姿勢を意識し、腕は肩甲骨からしっかり振って広い歩幅で歩いた方がいい」とアドバイスした。
運動を長続きさせるためには「結果を早く求めず、仲間とのコミュニケーションを楽しみながら、心地よい汗を流そう」と呼び掛けた。(園田琢磨)
熊本日日新聞 2019年9月15日掲載