ロッテのマーティンが2冠、奮闘した西武先発陣… 2019年第25週投打5傑【パ編】

ロッテのレオネス・マーティン【写真:岩国誠】

ソフトバンクのマジックは点灯→消滅、西武にマジック8

 9月中旬になり、ペナントレースもいよいよ大詰めとなってきた。一度はソフトバンクにマジックが点灯したが、首位を奪った西武に今度はマジックが点灯。熾烈な優勝争いが繰り広げられている。

 優勝の行方が混沌としている第25週目のパ・リーグの成績を見ていこう。

【パ・リーグ9/16時点での順位】
1 西武135試75勝59敗1分 率.560 M8
2 ソフトバンク134試72勝58敗4分 率.554差1.0
3 ロッテ137試67勝66敗4分 率.504差7.5
4 楽天135試65勝66敗4分 率.496差8.5
5 日本ハム135試62勝68敗5分 率.477差11.0
6 オリックス132試57勝69敗6分 率.452差14.0

【パ・リーグ第25週(9/9-9/16)の勝敗】

1 西武 6試4勝2敗0分 率.667
2 ロッテ 7試4勝3敗0分 率.571
3 楽天 6試3勝3敗0分 率.500
3 日本ハム 6試3勝3敗0分 率.500
5 オリックス 5試2勝3敗0分 率.400
6 ソフトバンク 6試2勝4敗0分 率.333

 ソフトバンクが2勝4敗と黒星先行となり、4勝2敗だった西武が首位に。差は1ゲームとわずかながら、西武は残り8試合でマジック8に。ロッテと楽天にも3位の可能性が残されており、CS圏争いも激しくなっている。

【打者5傑】
○安打
1 田村龍弘(ロ)11
2 中村剛也(西)10
3 マーティン(ロ)9
3 森友哉(西)9
3 大田泰示(日)9

○本塁打
1 マーティン(ロ)3
1 グラシアル(ソ)3
3 浅村栄斗(楽)2
3 中川圭太(オ)2
3 デスパイネ(ソ)2
3 清水優心(日)2

○打点
1 マーティン(ロ)10
2 浅村栄斗(楽)8
2 森友哉(西)8
2 田村龍弘(ロ)8
5 グラシアル(ソ)6
5 中田翔(日)6

○盗塁
1 木村文紀(西)2
 1盗塁15人

○打率 規定打席以上
1 田村龍弘(ロ).458
2 西川遥輝(日).444
3 グラシアル(ソ).421
4 中川圭太(オ).412
5 島内宏明(楽).400

○RC(Runs Created)打者の総合指標 安打、長打、四死球、盗塁、犠打、犠飛を加味
1 浅村栄斗(楽)7.14
2 グラシアル(ソ)6.78
3 田村龍弘(ロ)6.77
4 西川遥輝(日)6.74
5 島内宏明(楽)6.67

 活躍が際立ったのが、ロッテ田村。11安打、打率.458はトップ、8打点も浅村と並び2位だった。同じロッテのマーティンが3発10打点で2冠。楽天の浅村も、2本塁打、3二塁打、1三塁打と活躍した。

ニール、松本航、十亀、今井と先発陣が頑張った西武

【投手5傑】
○勝利数
1 石川歩(ロ)2
2 岸孝之(楽)1
2 千賀滉大(ソ)1
2 山岡泰輔(オ)1
2 山本由伸(オ)1
2 小島和哉(ロ)1
2 ニール(西)1
2 松本航(西)1
2 金子弌大(日)1
2 二木康太(ロ)1
2 國場翼(西)1
2 嘉弥真新也(ソ)1
2 平良海馬(西)1
2 堀瑞輝(日)1
2 西村天裕(日)1
2 森原康平(楽)1
2 ブセニッツ(楽)1

○セーブ数
1 松井裕樹(楽)2
1 増田達至(西)2
1 秋吉亮(日)2
1 森唯斗(ソ)2
5 益田直也(ロ)1
5 ディクソン(オ)1

○ホールド数
1 モイネロ(ソ)2
1 高橋純平(ソ)2
1 平井克典(西)2
1 益田直也(ロ)2
1 石川直也(日)2
1 神戸文也(オ)2
1 宮西尚生(日)2

○奪三振数
1 岸孝之(楽)10
2 石川歩(ロ)9
2 千賀滉大(ソ)9
4 小島和哉(ロ)8
4 松本航(西)8

○防御率(規定投球回数以上)
1 松本航(西)0.00
1 十亀剣(西)0.00
1 今井達也(西)0.00
4 千賀滉大(ソ)1.13
5 山本由伸(オ)1.29
5 金子弌大(日)1.29
5 ニール(西)1.29

○PR(PitchingRun)投手の総合指標:(リーグ平均防御率-投手の防御率)×投球回÷9で算出 リーグ防御率は4.17。
1 松本航(西)3.25
1 十亀剣(西)3.25
3 今井達也(西)2.785
4 千賀滉大(ソ)2.71
5 村田透(日)2.32

西武は松本航と十亀が7回零封、今井も自責点0で先発陣が奮闘した。ロッテの石川は1週間で2勝をマークしている。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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