秋分の日過ぎても気温高く 高温に関する早期天候情報

東・西日本では、9月3日(火)頃から気温の高い状態が続いている。特に、きのう16日(月)までの1週間は、東海や西日本で高温の地域が目立った。きょう17日も、東・西日本は30℃を超えた所が多く、岐阜県や高知県で35℃前後の厳しい残暑となっている。

 近畿はあす18日(水)まで、東海は19日(木)にかけて気温の高い状態が続く見込み。一方、北日本は北海道を中心に、19日は寒気が流れ込んで気温が大幅に下がり、標高の高い山地や峠では雪の降る可能性がある。その他の地方も、週末にかけては気温が平年並みで経過する所が多く、3日(火)頃から続いている厳しい残暑はおさまる予想だ。
 
 ただし、南から湿った空気が流れ込む予想で、連休中は曇りや雨の地域が多くなり、気温自体はそれほど高くなくても、西・東日本を中心にジメジメとした不快な状態が続くと思われる。さらに来週は、北日本でも気温が平年よりかなり高くなるため、北海道は今週後半から来週にかけて、気温の変動が大きくなりそうだ。

高温に関する情報

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁ホームページ

 東北や東日本は23日(月・秋分の日)頃から、北海道と中国地方は24日(水)頃から、四国は25日(水)からの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる見込み。このため気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理や、熱中症対策など健康管理にも注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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