トヨタ、『カローラ スポーツ』を一部改良。足回りの最適化によりレベルアップした走りを実現

 トヨタは9月17日、カローラのハッチバックモデルである『カローラ スポーツ』を一部改良し、全国のトヨタカローラ店などを通じて同日より発売する。

 2018年6月に登場した新型トヨタ・カローラ。その5ドアハッチバックモデルにあたる『カローラ スポーツ』は、トヨタの新開発シャシー“TNGAプラットフォーム”を採用することで、デザインと走りが大きく生まれ変わった。

 また、登場から間もないにも関わらず、2019年からはモータースポーツの世界でもその姿をみることができ、イギリスが誇るツーリングカー選手権、BTCCブリティッシュ・ツーリングカー・チャンピオンシップに参戦。チーム・トヨタGB・ウィズ・スピード・ワークス・モータースポーツが走らせる『トヨタ・カローラBTCC』のベース車両となっており、ポール・トゥ・ウインを含む今季2勝の活躍を支えている。

 今回、セダンタイプの『カローラ』と、ステーションワゴンスタイルの『カローラ ツーリング』の登場に合わせて行われた改良ではフルモデルチェンジした2モデルと同様に、ドライバー目線の動きや旋回時の姿勢、ライントレース性などドライバーが感じるクルマの動きが解析された。改良版カローラ スポーツは、この開発を基にサスペンションが改良されレベルアップした走りが実現したという。

 エクステリアカラーには新色の“エモーショナルレッドII”が追加。また、ブラックルーフとの組み合わせとなるツートンカラー全3色も、G“Z”およびGグレードに設定された。さらに、インテリアでは本革シートにシックな印象を与えるブラック内装がG“Z”グレードにオプションで登場している。

 1.2リットルターボエンジンと6速マニュアルもしくは、10速スポーツシーケンシャルシフトマチック付Super CVT-iの組み合わせと、1.8リットル自然吸気エンジン+ハイブリッドという都合3つのパワートレインが選択可能なカローラ スポーツの価格は、ターボエンジンモデルが216万9200~274万7800円(10%税込)。ハイブリッドモデルは248万8200~282万4800円(10%税込)だ。

一部改良されたトヨタ・カローラ スポーツ HYBRID G“Z”
カローラ スポーツ HYBRID G“Z” インテリア(センシュアルレッド)
マクファーソンストラット式フロントサスペンション
ダブルウィッシュボーン式リヤサスペンション
6速マニュアル仕様のカローラ スポーツ G“X”(シルバーメタリック)
トヨタ・カローラ スポーツ G“Z” インテリア(ブラック)
エモーショナルレッドIIを含む3色のツートンカラー

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