テコンドー強化合宿、代表選手大量ボイコットで中止 信じられないほどひどい協会の実態

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2020年東京五輪の競技種目テコンドーをめぐって、代表候補選手の28人中26人がきょう17日(2019年9月)から始まる予定の強化合宿をボイコット、中止に追い込まれる事態になった。

司会の羽鳥慎一「選手は怒りの声をあげています」

代表候補の江畑秀範選手によると、協会は選手のために動いておらず、これまでの遠征費はほとんど自費で、コーチとの信頼関係も「全然なく、しゃべらない」という。意見を言おうとすると「お前らにどれだけカネがかかっていると思うんだ」「だれが強化選手に選んであげたと思っているんだ」などの言葉を浴びせられたこともあるそうだ。

指導能力ゼロ、国際大会でも選手ほったらかし

去年(2018年)5月にベトナムで開かれたアジア選手権では、移動手段や食事を選手が自分で用意するように協会から求められ、去年8月インドネシアでのアジア競技大会では、選手にスケジュール表も配られなかったため他国の選手からもらうありさま、同じ8月のモスクワグランプリでは協会の不手際から2人が参加できなかったなどの事例を斎藤ちはるアナウンサーが紹介した。

江畑選手は「意見や要望を出すとはずされたり、海外試合に出られなくされたりしました」と、信じられない実態を語る。

これに対し、金原昇会長は「選手には耳を傾けてきた。対応を決定し、説明を果たしていきたい」として、10月1日にも選手の意見を聞く場を設けるという。

青木理(ジャーナリスト)「ただごとではありません。ここ数年、ボクシングやレスリングなどスポーツ団体の問題が続出した。協会の体質が古く、閉鎖的で選手が意見を言えない。JOC(日本オリンピック委員会)やスポーツ庁がコントロールやコンプライアンスをしっかりやらなければいけないのに、JOCが総会を非公開にするなどはおかしい」

菅野朋子(弁護士)「パワハラ以外にも(協会は)やるべきことをやっていない。問題の本質がわかっていない」

羽鳥「団体のありようそのものに選手の反乱、抗議が起きています。JOCやスポーツ庁の指導はどうなっているのか」