布袋寅泰とクイーンのドラマー、ロジャー・テイラーがデヴィッド・ボウイ「ヒーローズ」、レッド・ツェッペリン「ロックン・ロール」をパフォーマンス!

最新アルバムを引っ提げて行われた「GUITARHYTHM Ⅵ TOUR」を8月末に大成功にて終了したばかりの布袋寅泰が、ホームタウン、ロンドンにて行われたクイーンのキーボーディスト、スパイク・エドニー率いるTHE SAS BAND「THE 25 RIFF TOUR」公演にて、映画『ボヘンミアン・ラプソディ』の世界的大ヒットで再び脚光を浴びるクイーンの名ドラマー、ロジャー・テイラーとの歴史的な共演を果たした。

このパフォーマンスが実現したのは、9月14日(土)ロンドンの名会場「シェパーズ・ブッシュ・エンパイア」。布袋自身もソロ公演を2度行っている所縁の会場だ。

THE SAS BAND (=The Spike's All-Stars Band)は、1984年からクイーンのキーボーディスト/音楽監督のスパイク・エドニーが結成した、ワールド・クラスのアーティスト、ミュージシャンをフィーチャリングした究極のロックとポップのパフォーマンスをしてきているオール・スター・バンドだ。

1994年のデビューから25年間でTHE SAS BANDは、多くのテレビ出演をはじめ、スパイク・エドニーならではの実績とネットワークで、英国王子の企業団体が主催する「Party in the Park」やマンデラ元南アフリカ大統領関連のコンサート「the Mandela 46664 concerts」(ケープタウン(南アフリカ)、ハイドパーク(ロンドン)、ニューヨーク等で開催)などのパブリック・コンサートや、マイクロソフト、ハーレーダビッドソン、HSBC、マクラーレン・メルセデスなど有力企業主催の特別イベントなどに参加、クイーン、ブライアン・メイ、ポール・マッカートニー、フィル・コリンズ、ロッド・スチュワート、ボブ・ゲルドフ、ザ・ローリング・ストーンズなど錚々たるリヴィング・レジェンドなアーティストらとともにパフォーマンスしてきている。

布袋は、9月12日(木)にスパイク・エドニーの出身地でもあるポーツマスの「ギルドホール」初日公演から、10CCのグラハム・グールドマン、ウルトラボックスのミッジ・ユーロ、キング・クリムゾンのロバート・フリップが妻のトーヤ・ウィルコックス、マデリン・ベル、スパンダー・バレエのトニー・ハドレー、ザ・ダークネスのフロントマンとして知られたジャスティン・ホーキンスなど名だたるアーティストらとともに帯同した。

参加2日目となるロンドン「シェパーズ・ブッシュ・エンパイア」公演は、フレディ・マーキュリーの死後、クイーンの残りのメンバーにより1992年に設立された、AIDS撲滅のためのチャリティー財団「マーキュリー・フェニックス・トラスト」への寄付を目的としたチャリティ・イベントとなっているが、シークレット・ゲストとして登場したロジャー・テイラーとデヴィッド・ボウイの代表曲「ヒーローズ」、レッド・ツェッペリンの「ロックン・ロール」を共演した。ロジャーが登場すると会場を埋め尽くしたオーディエンスは熱狂と共に歓迎。会場は一体となって大合唱、布袋の熱いギター・プレイにロジャーのシャウトも熱を帯び、大歓声と共に幕を閉じた。

昨年10月23日(火)にロンドンのウェンブリー・アリーナにて開催された映画『ボヘミアン・ラプソディ』のワールド・プレミアのレッドカーペットにゲストとして招かれた布袋は、ブライアン・メイとの再会を果たした。そしてロジャー・テイラーとは1994年に国連UNESCOの呼びかけにより奈良の東大寺で開催された「Aoniyoshi」以来、25年ぶりの共演となり、久しぶりのセッションを大いに楽しんだ。布袋は渡英以降、着実にロンドンでの人脈を広げ、セッション・ミュージシャンとしての活動の枠を広げている。

今後、布袋は10月26日(土)に「HOTEI London Session 2019」と題して、ロンドンの「Colours Hoxton」にて単独公演を行い、さらに日本では12月7日より「HOTEI GUITARHYTHM Ⅵ TOUR 2019 “REPRISE” supported by ひかりTV」とタイトルしたツアーを予定している。

photo:Kazuyo Horie

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