Dバックス・ラムが満塁走者一掃の逆転打 平野5勝目

【マーリンズ5-7ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ダイヤモンドバックスは、3点リードで迎えた7回表に5点を奪われて逆転を許したものの、直後の7回裏に4点を奪って再逆転。このリードをリリーフ陣が守り抜き、7対5でマーリンズを破った。同点の7回表無死二・三塁のピンチで4番手として登板したダイヤモンドバックスの平野佳寿は、勝ち越しの2点タイムリーを浴びたものの、直後の7回裏に味方が逆転したため、1回1安打無失点で今季5勝目(5敗)をマーク。最終回を三者凡退に抑えたケビン・ギンケルにはメジャー初セーブが記録された。一方のマーリンズは、リリーフ陣が崩れて逆転負け。2番手のタイロン・ゲレーロが今季2敗目(1勝)を喫した。

初回にジェイク・ラムの押し出し死球で先制したダイヤモンドバックスは、3回裏にケテル・マーテイのタイムリー二塁打で2点目。6回裏にはエドゥアルド・エスコバーが35号ソロを放ち、リードを3点に広げた。ところが、先発のロビー・レイが7回表の先頭打者に四球を与えたところで降板すると、リリーフ陣が踏ん張れず、ニール・ウォーカーの7号2ラン、ジョン・バーティの2点タイムリーなどで一挙5失点。しかし、直後の7回裏にエイブラハム・アルモンテのタイムリーで1点差とし、二死満塁からラムが右翼線への3点タイムリー二塁打を放って試合をひっくり返した。試合開始前の時点で打率1割台に低迷していたラムだが、この試合では4打点を叩き出す活躍。2016年に29本塁打、翌2017年に自己最多の30本塁打を放った左の長距離砲が意地を見せた。

© MLB Advanced Media, LP.