クレージーケンバンド・横山剣の「こわいもの」そして、ライブ、アルバムへの思い

クレージーケンバンドの横山剣が、東海ラジオの『ねねの!びんびん!ミュージック!』にゲスト出演し「こわいもの」について話した(9月15日午前4時~)横山が「こわいもの」は「お客様」とのこと。

去年デビュー20周年を迎えたクレージーケンバンドは、ノリのいいライブで知られているが、横山は、毎回、チケットの売れ行き、客の入りをとても気にしているという。ライブ会場の2階席に空きがあったりすると「次は頑張る(いっぱいにする)」と誓いながらも「ちょっと精神的ダメージを受ける」そうだ。しかし、ライブが始まって、お客さんがノっていれば「それもリフレッシュになる」と言い、ライブに対する強い思いを語った。今回のツアーの名古屋でのライブは、9月27日、日本特殊陶業市民会館で行われる。

ツアータイトルは「PACIFIC(パシフィック)」。8月7日にリリースされた新しいアルバムのタイトルと同じ。横山のアルバム制作は「できた曲から録音していって、6曲ぐらいのところで方向性が見えてくる」ということだが、今回は「地元っぽい歌が多いなあ」というところから、テーマが「港町」になったそうだ。そこから、あまり偏りすぎないようにバランスよく曲を作っていって、バラエティに富んだアルバムに仕上げていくという。

「PACIFIC」というタイトルについて横山は「釣りをしたりして、身近にある海、それは太平洋。太平洋=PACIFIC」という当たり前のことに気づいたところから閃いたらしい。「PACIFIC」については、矢沢永吉の「時間よとまれ」の歌詞にあることなどを、歌マネつきで説明した。

今回のミュージックビデオには、ふ頭のカラフルなコンテナがいくつも見られる。以前、コンテナに関する検査の仕事をしていた横山、自らを「コンテナフェチ」と称し、お気に入りの外国コンテナの話などを披露した。また、曲の解説では、今度は、五木ひろしの「横浜たそがれ」の歌マネ付きで「港町」の魅力を語った。さらに、車好きで知られる横山、ミュージックビデオには、愛車のビンテージカーも登場させている。

クレージーケンバンドは、1977年、当時の昭和歌謡・ソウルミュージックブームの波に乗る形でデビューしたが、バンドブームの中でも、独特のスタイルで人気となった。そして、その独特のスタイルは健在である。

ねねの!びんびん!ミュージック!

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週土曜 27時00分~29時00分

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