DeNA楠本ら3選手が小学生と“カレー交流” 給食に舌鼓「いい思い出になればいいな」

“カレー交流”を行ったDeNA・楠本泰史と横須賀市立長浦小学校の子どもたち【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

人気「青星寮カレー」を給食用にアレンジ、横須賀市の約1万8000人の小学生に提供

 DeNAは食を通した健康作りを目的として、若手選手寮で選手が実際に食べている「青星寮カレー」を横須賀市内の学校給食実施校のメニューとして提供。この取り組みを記念し、DeNAの楠本泰史外野手、関根大気外野手、笠井崇正投手が17日、横須賀市立長浦小学校を訪問し、子供たちと一緒にカレーに舌鼓を打った。

 青星寮カレーは若手選手が生活する青星寮で長年提供されてきた名物メニュー。横浜スタジアムでも定番メニューとして親しまれ、2017年からは横浜市内の小学校に給食メニューとして提供されている。今回も球団管理栄養士監修の下、学校給食用にレシピをアレンジし、全48校で約1万8000人分の給食として届けられる予定だ。

 実施初日となったこの日は、青星寮に程近い長浦小学校を3選手が訪問。まずは4時間目に「プロスポーツふれあいプロジェクト」の一環として、全校児童153人に向けて野球教室を開催した。球団歌が流れる中、3選手がグラウンドに姿を現すと、子供たちから大きな歓声が上がった。全児童が1人3球ずつのボール投げ、3球ずつのボール打ちを体験。デモンストレーションとして楠本、関根の両選手が豪快なバッティングで大きな打球を飛ばすと、子供たちは目を輝かせながら驚きの声を上げた。

 待ちに待った給食の時間になると、楠本が4年生25人、関根が5年生32人、笠井が6年生23人と一緒にカレーを堪能。すっかり子供たちと打ち解けた3選手は配膳から協力し、子供たちと机を並べて交流を図った。

 4年生の伊藤彩優花さんは「学校給食でいつも出てくるカレーとは少し違って、ピリ辛でおいしかったです。野球教室は、最初は少し緊張したけれど、途中からは緊張もほぐれて楽しめました」と笑顔。6年生の森田友翔くんは「お肉が好きなので、カレーにお肉がいっぱい入っていてよかったです。野球を教えてもらった笠井選手は優しくて、いろんな質問に答えてくれました。プロ野球選手は一味違うなと思いました」とカレーも野球教室も楽しんだ様子だった。

 選手たちも子供たちと楽しい時間を過ごし、楠本が「子供たちのいい思い出になればいいなと思います」と話せば、笠井は「野球の授業や給食の時間を、子供たちが楽しんでくれて、自分たちも楽しかったです」と喜んだ。(Full-Count編集部)

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