「生活費の足しに」 W杯代表の偽造ユニホーム6点を4万5千円で転売 予備校生の男逮捕

秦野署が押収するなどしたラグビーW杯出場の代表チームの偽造ユニホームやシャツ=同署

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に出場する代表チームの偽造ユニホームなどを販売したとして、秦野署は17日、商標法違反の疑いで、東京都国分寺市に住む予備校生の男(21)を逮捕した。県警によると、同大会の偽造ユニホームを巡る摘発は全国初。

 逮捕容疑は、8月1日ごろから15日ごろまでの間、日本やニュージーランドなど各国代表のものと類似したロゴの入った偽造の衣料品計6点を6人に計4万5千円で販売した、としている、署によると、同容疑者は「生活費の足しにしたかった」と供述、容疑を認めている。

 同容疑者は海外のインターネット通販サイトから商品を1枚千円程度で購入。オークションサイトなどを通じて5~8倍の値段で転売した。署員が7月下旬、サイバーパトロールで通常の半額程度で売られている商品を発見、捜査していた。

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