福井の13歳グランプリ、芸能界へ

©株式会社福井新聞社

「第1回スターオーディション」でグランプリに輝き、あいさつする酒井大地さん=9月16日、東京都内(スターダストプロモーション提供)

 女優北川景子さんらが所属する大手芸能事務所スターダストプロモーションの「第1回スターオーディション」が9月16日、東京都内で開かれ、総勢2万4460人の中から福井県出身の酒井大地(さかい・たいち)さん(13)がグランプリに輝いた。芸能界を目指して7月に上京し、大きな夢をつかんだ酒井さんは「大好きな福井の皆さんに恩返しできるよう頑張りたい」と抱負を話している。

 同社には俳優の渡部篤郎さんや竹内結子さん、松雪泰子さん、山田孝之さん、岡田将生さん、窪田正孝さん、本田翼さんら人気芸能人が多数所属している。創立40周年の節目に新たな原石を発掘しようと今回、初の大規模オーディションを実施した。

 対象は10~22歳。書類選考や面接、カメラテストなどを通過したファイナリスト15人が同日の最終選考に臨み、同社役員や映画監督ら5人が審査した。グランプリを獲得した酒井さんには、来夏公開予定の映画「都会(まち)のトム&ソーヤ」の出演権が与えられる。

 酒井さんは2人の姉がいる3人きょうだいの末っ子。今年のゴールデンウイークに東京を訪れた際に、原宿でさまざまな芸能事務所のスカウトから声を掛けられ、芸能界に興味を持ったという。

 今回のオーディションは家族全員に勧められ応募した。「落ちたとしても芸能界で頑張りたかった」と、1学期の終業式翌日には東京近郊に引っ越した。姉や同級生らと離れ離れになり「夜行バスの中で涙が止まらなかった」が、演技審査の台本を読み込むなどして選考に備えた。

 ⇒北川景子さんも絶賛「頼もしい若い才能」

 最終選考の自己PRでは、冒頭で「福井県生まれの福井県育ち、中学2年生」と地元をアピール。小学1年時から父と練習を続けてきたソフトテニスで県内チャンピオンになったことや趣味の料理、植物を育てる楽しさなどについて語った。3人1組の演技では「福井弁のなまりは直らなかった」が、練習の成果を堂々と披露。「緊張したけれど、精いっぱいできたかな」と振り返った。

 グランプリで名前を呼ばれた瞬間は「びっくりして、よく覚えていないけれど、お姉ちゃんの顔が浮かんだ」。憧れている芸能人は、同じ事務所の俳優、横浜流星さんといい「感謝の気持ちと謙虚さ、優しい気持ちを忘れずに、みなさんに助けてもらいながら努力していきたい」と話した。夢は、有名になって祖父母に新しい家をプレゼントすることだという。