【スーツケースの伝道師vol.4】コレが買い!2019年のスーツケーストレンド最前線

東急ハンズ公認!!? “スーツケースの伝道師”こと佐藤宏樹さん。東急ハンズのトラベル用品チーフバイヤーとしての肩書を持ち、スーツケースの所有数は21個。そんな伝道師から2019年のスーツケースのトレンドを伺いました!

【1:軽さを追求】持ってるのに持ってない!?スーツケースの永遠のテーマ“軽さ”を実現する新素材

「スーツケースの素材は、以前はABS樹脂などが使われ重くて割れやすかったのですが、今の主流はポリカーボネート。そのポリカーボネートを上まわる軽さの新素材が“ウルトラストリング”。エースのPROTECA(プロテカ) Aeroflex Light(エアロフレックス ライト)が、その新素材を使ったスーツケースなのですが、ハードタイプスーツケースではブランド史上最軽量の1.7kgを実現してるんです! 一般的なスーツケースは3㎏なので、約半分の軽さ」

「ほら、持ってみてください! 持ってないほどに軽いでしょ!!」。実際に試してみたのですが、拍子抜けするほど軽く、小指1本で持ち上げられるほど。複数層のポリプロピレン織布にグラスファイバーを積層し圧着した新素材“ウルトラストリング”は、光の当たり方によってその輝きが微妙に変化。表面の素材感も美しく、スーツケースの強度を補てんするダイヤ型のリブデザインもおしゃれです。

PROTECA(プロテカ) Aeroflex Light(エアロフレックス ライト) 37L 58,000円(税抜)

【2:最先端な使い方ー縦長編ー】フロントドアでガバッとオープン!縦長フォルムでアウトドア的な使い方も

「100リットルの大型スーツケース、LOJEL(ロジェール) のCubo Fit(キューボ フィット)。1日10リットルの荷物量が目安だから、これは1週間や10日以上の長旅にも使える大容量。一般的なスーツケースに比べて、ちょっと縦長なのがわかりますか。これがミソ! 幅はスマートに縦長にすることでスタイリッシュさは失わず容量を確保。前面がガバッと開くフロントドアタイプなので、箱などに収まった荷物やダイビング、アウトドアグッズなども、そのまま入れることができるんです」

「スーツケースの底部には、取手ボトムハンドルがあり、スーツケースをちょっと持ち上げたり、動かしたリするときに便利。車に積んでトランクイントランクな使い方にも向いています。収納スペースが広くとれるフロントドアタイプなので、必要なものはドンドン詰め込んで旅に出ることができますよ!」

LOJEL(ロジェール) Cubo Fit(キューボ フィット)スーツケース 35,000円(税抜)

【2:最先端な使い方ー開け方編ー】ラウンドファスナーでフルオープン! 360度オープンする実用性

「機内持ち込み可能な小型スーツケースでは、主流になりつつある前面に付いたポケットのようなフロントオープン。駅や空港などの狭い場所でも、荷物の出し入れができて便利なのですが、この進化型がフリクエンターのマーリエ」

「何の変哲もないスーツケースに見えますが、どうです! フロントオープンにラウンドファスナーを用いることで、縦にも横にも、斜めにも! 360度開くことができるんです。これならお目当ての場所にダイレクトにアプローチできるので、煩わしさもありません。開け方に対するちょっとしたことですが、実際に使ってみるとこの“ちょっと”が便利で実用的なんです」

FREQUENTER(フリクエンター) Malie(マーリエ) 34L 22,000円(税抜)

小さなこだわりがキラリと光るスーツケースたち

2019年のスーツケースは、実用性や機能性だけではありません! デザインなどにおいてもきらりと光る魅力あるスーツケースがそろっています。

【3:ファッション性がUPー女子向けー】スケルトンのスーツケースはインナーで個性をアピール

「これは斬新でしょ! スケルトンのスーツケース。インナーの模様が程よく表面に透けるようなデザインになっているんです。だからスケルトンだけど、中の荷物が丸見えなんてこともありません。ACE(エース) HaNT(ハント) solo(ソロ)というモデルで、女性スタッフだけで開発した、女性が本当に欲しいと思えるスーツケースがコンセプト」

「スーツケースのインナーは単色で画一的ですが、ハント・ソロは違いますよ! ほら、こんなインナープリントが施されて、なんだか心もウキウキしませんか。旅に出るのが楽しくなりますよね。側面にはワイヤーロックも付いているので、レストランなどでも安心。盗難防止にも配慮されています」

ACE(エース) HaNT(ハント) solo(ソロ) 32L 29,000円(税抜)

【3:ファッション性がUPービジネス向けー】遊び過ぎないビジネスにも使える端正なスーツケース

「この端正でスタイリッシュな顔立ち! マットな風合いのヘアライン加工を施したブラックとシルバーのスーツケースは、BERMAS(バーマス)のINTER CITY(インターシティ) FRONT OPEN(フロントオープン) 。これなら遊び過ぎてないので、ビジネスにももってこい」

「メインルームに影響しないフロントポケットをもち、ノートPCや書類を収納できるスペースを確保。スーツケース側面には、USBポートが2口あり、内部にモバイルバッテリーを装着しておけば、携帯やタブレットへの充電も簡単に行うことができます」

BERMAS(バーマス) INTER CITY(インターシティ) FRONT OPEN(フロントオープン) 48cm 35L 26,000円(税抜)

【3:ファッション性がUPーリバイバルー】カラーリングも美しいクラシカルな装い

「昔のスーツケースを彷彿させる、クラシカルなフォルムときれいな色合いが魅力的。スクエアなボディーがかわいらしくも見えてくるLOJEL(ロジェール) VOJA(ヴォジャ)。3点ロックで中の荷物をしっかりホールド。美しい色合いのボディー表面にはエンボス加工が施され、キズが目立ちにくい仕様になっています」

LOJEL(ロジェール) VOJA(ヴォジャ)スーツケース 37L 17,000円(税抜)

スーツケースの伝道師プロフィール

【名前】佐藤 宏樹さん

【生年月日】1982年1月

【出身】千葉県(生まれは奄美大島)

【職業】株式会社東急ハンズ トラベル用品チーフバイヤー

【旅歴】20年

【保有スーツケース】21個

【伝道師歴】2年(2017年~)

■■企画参加者を募集■■

【スーツケースの伝道師】企画では、スーツケースにまつわるお悩みを募集します。「パッキングの仕方がわからない」という方で、自身のスーツケースの中身を公開してもいいという方、または「スーツケースや旅行グッズについての素朴な疑問」などございましたら、以下内容を明記の上、メールにてご応募ください。同企画内で、スーツケースの伝道師がお答えします!

<応募詳細>

自分でパッキングしたスーツケースの中身の写真2〜3枚、旅行先(イメージでもOK)、宿泊日数、パッキングした中身の詳細、パッキングする際の悩み、公開可能な名前(ペンネーム可)、メールアドレスを明記の上、こちらまでご応募ください。

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