2021年10月開業、恐竜博物館 長崎市、展示イメージ図示す 周辺も整備方針

恐竜博物館の常設展示室のイメージ図(長崎市教委恐竜博物館準備室提供)

 長崎市は2021年10月に野母町の野母崎総合運動公園水泳プール跡に開館する予定の長崎恐竜博物館(仮称)について、開会中の定例市議会の教育厚生委員会に基本設計の概要や常設展示室のイメージ図を説明した。市は開館に合わせ、隣接する同公園のグラウンド周辺も再整備する方針で、こども広場や駐車場、多目的空間を設ける考えも示した。
 市教委恐竜博物館準備室によると、博物館の敷地面積は約4400平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造り一部2階建てで、延べ床面積は約2500平方メートルを計画している。
 博物館の中核となる常設展示室は1、2階を合わせて約850平方メートル。全体を五つのゾーンに分け、メインの「恐竜の時代ゾーン」には市内で見つかった化石やレプリカなどに加え、オランダ・ライデン市にある自然史博物館から購入する全長13メートルのティラノサウルスの骨格レプリカを展示する。
 今後は19年度中に実施設計を終え、20年度に建設工事に入る予定。総事業費は現時点で約17億円としている。

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