【女子プロ野球】愛知ディオーネ、秋季リーグ初勝利! 中2日の里が完封勝利「疲れている暇はない」

完封勝利を挙げた愛知ディオーネ・里綾実【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】

中2日でマウンドに上がった里が完封で今季5勝目

 女子プロ野球は17日に、埼玉・川口市営球場で秋季リーグを行い、愛知ディオーネが4-0で京都フローラを下した。秋季リーグ初対戦となるフローラの先発は植村美奈子、対するディオーネは中2日の登板となった里綾実がマウンドに上がった。

 ディオーネは2回に無死満塁のチャンスを作ると7番・奥村の放った打球を三塁・佐々木が失策し思わぬ形で1点を先制。さらに押し出し四球やワイルドピッチの間などに得点を重ね、この回一挙3点を奪った。

 さらに5回には1死三塁から5番・寺部の犠飛でリードを広げた。里の完封、そしてディオーネの勝利がかかった7回。1死二塁から6番・三原、7番・中嶋を2者連続で見逃し三振に打ち取り完封で秋季リーグ初勝利を飾った。

 今シーズン14度目の完投で5勝目を挙げた里は「秋季リーグスタートから苦しい展開やうまくいかないことが多かったのですが、前を向いて頑張ろうとみんなでやってきました。中2日でしたが、疲れている暇はないのでマウンドに上がりました」と気力でマウンドに上がったことを明かした。

 チームも連敗を6でストップし秋季リーグ初勝利を挙げ「自分ができるピッチングでチームの勝利に貢献できたらと思っています。勝負する以上は勝たないといけないので、勝つための準備をして、チーム全体で気持ち一つに頑張っていきます」と力を込めた。

 一方、フローラは、里からあと1本が打てず秋季リーグ初の連敗となった。日本女子プロ野球リーグ

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