〔熱中症〕9月9日から9月15日の7日間で4243人搬送、搬送者数は昨年同時期より大幅増

総務省消防庁は18日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
9月9日から9月15日の7日間における全国の救急搬送者数は4243人で、前週(3498人)に比べて745人増加し、前年同期(480人)と比べて3763人増加しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は4人で、前週(4人)と同数。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は68人で、前週(50人)に比べて18人増加しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が1972人で、全体の46.5%を占めています。
発生場所別では、住居が1278人と最も多く、全体の30.1%を占めています。
また、都道府県別では、千葉県が498人と全国で最も多く、次いで愛知県が342人、大阪府が319人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2019/9/9~9/15・速報値)
・救急搬送者数:4243人
※前週比745人増、前年同期比3763人増

<日別>
・9/9(月) :836人
・9/10(火):1361人
・9/11(水):983人
・9/12(木):275人
・9/13(金):92人
・9/14(土):267人
・9/15(日):429人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :4人
・重症 :68人
・中等症:1307人
・軽症 :2817人
・その他:47人

<年齢別>
・18歳未満:742人
・18~65歳:1529人
・65歳以上:1972人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):1278人
・工事現場や工場などの仕事場:540人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):145人
・教育機関:570人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):342人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):489人
・道路:633人
・その他:246人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・千葉県 :498人
・愛知県 :342人
・大阪府 :319人
・東京都 :273人
・神奈川県:224人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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