「電子ビザ」導入で利便化 中国人訪日客の増加期待

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「電子ビザ」導入で利便化 中国人訪日客の増加期待

浅草寺の観光客。(資料写真、東京=新華社配信)

 【新華社杭州9月18日】中国の国慶節(中華人民共和国成立記念日、10月1日)大型連休に向けた旅行予約時期を迎えたこのところ、オンラインでの訪日旅行ビザ申請者数が急増している。複雑な訪日ビザ申請書の記入が、今やスマートフォンの操作のみで完結する。インターネットがビザ申請手続きにも力を発揮するようになり、複雑な手続きは大いに簡素化された。

 日本は毎年、中国人の人気海外旅行先ランキングのトップを争っている。しかし、訪日ビザの申請書は「20項目以上もある上、訂正不可で、記入ミスがあれば一からやり直さなければならない」と、中国人観光客からは不満の声も多い。

 中国のインターネット通販大手、アリババグループ傘下の旅行サービスプラットフォーム「飛猪」(フリギー、Fliggy)のデータによると、ここ数週間、オンラインでのビザ申請者が急増しており、スマートフォンからビザ手続きを済ませる人が増え続けているという。

 インターネット技術の発達によって、多数の業者がオンライン手続き機能を導入しており、オンラインでの申請書記入はスマートフォンから全て行えるようになっている。消費者は提示された情報に従って記入でき、身分証の自動認識などの機能によって、ミスが大幅に減り、ビザ申請手続きの効率は大いに高まっている。

 ビザ申請手続きの利便性向上に関しては、日本政府も絶えず政策を打ち出している。北京の日本大使館領事部管轄地域に続き、上海総領事館管轄地域でも9月からオンライン訪日ビザ申請のテスト運用を開始した。

 日本の外務省は今年初め、オンラインでのビザ申請受付業務を進めるに当たり、2020年4月から紙のビザを廃止し、クラウド上でのデータ管理による「電子ビザ」へ切り替えると発表した。

 電子ビザが導入されれば、申請にかかる時間が大幅に短縮され、訪日観光客の増加を後押しするとみられる。

 日本の観光庁が発表したデータによると、2018年の訪日外国人観光客数は延べ3119万人に達した。そのうち中国大陸部からの観光客数は延べ838万人で、全体の26.9%を占め最多だった。今年は7月の時点で延べ550万人を超えており、前年同期比13%増となっている。(記者/魏董華)