文化財保護に関わる世界各国の若手の技術者らが今、奈良を訪れていて、木造建築の修復など日本の優れた技を学んでいます。
この研修は、ユネスコ・アジア文化センターが文化遺産の保護に携わる人材の育成を目的に、毎年実施していて、今月初めからベトナムやスリランカなどで文化財保護に携わる16人が奈良に滞在しています。
18日は、県の文化財保存事務所が修復工事を行っている奈良市の休ヶ岡八幡宮を見学しました。
休ヶ岡八幡宮の本殿は、江戸時代に建設された重要文化財の建物で、去年から檜皮葺の屋根の吹き替え工事を行っています。
ネパールからの研修生
「ここで見られるものは屋根の形などとても未知のものばかりです、私たちの国とはメディアも技術も技術者の精神も全てが異なっていますから、全てが面白いですね」
一行は10月4日まで、日本各地で文化財や街並み保存の現場を訪れ、日本の技術を学びます。