福井の施設にクマ、8時間逃げ回る

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福井県総合グリーンセンター内を走るクマ=9月18日午後1時43分ごろ、福井県坂井市丸岡町楽間

 9月18日午前7時25分ごろ、福井県坂井市丸岡町楽間の福井県総合グリーンセンターにクマ1頭が入っていくのを、通行人が目撃し110番した。同センターは施設を閉鎖し、坂井市職員や地元猟友会メンバーら約30人が捜索した。クマは約8時間にわたりセンター内を逃げ回るなどし、午後3時半ごろ射殺された。

 坂井市によると、クマは体長1.2メートルの雄のツキノワグマの成獣。

 同センターは施設を終日休園とし、午前10時に全ての出入り口を封鎖。坂井市がおりを設置するなどしたが捕獲に至らず、午後3時15分ごろ、センター北東側のフェンスをくぐり抜け、県道に出て、再び敷地内に戻ったところを猟友会が射殺した。

 同市は、近隣の小中学校や幼保園に電話で注意を呼びかけ、鳴鹿地区内に防災無線で注意を促すなどした。鳴鹿小学校と鳴鹿幼保園は野外での活動を禁止した。隣接する永平寺町も小中学校に緊急メールを送信するなどした。福井県立大学はメールと館内放送で学生らに注意を呼び掛けた。

 同センター付近では同日午前7時半ごろに計4件の目撃情報があり、射殺されたクマとは別のクマの可能性もあるとして坂井市と永平寺町は、18日夕も周辺をパトロールした。19日朝は児童らの登校時間に合わせ周辺を巡回する。同センターは19日は通常通り開園する。