県、資生堂 タイアップ 中国人「KOL」招待 新商品と雲仙温泉 SNSで魅力発信

互いに撮影しながら日本茶を楽しむ参加者=雲仙市、雲仙観光ホテル

 五島産のつばき油を配合したヘアケアブランド「TSUBAKI」を手掛ける資生堂の中国子会社、資生堂(中国)投資有限公司と県は18日、雲仙市の雲仙温泉街で共同のPR事業を展開。会員制交流サイト(SNS)の中国人女性ユーザー6人を招き、新商品の発表会のほか日本茶体験などがあった。
 同社と県は2012年からタイアップ事業を開始。今回は「女性の癒やしの旅」をテーマに、SNSで多くのフォロワーを持ち、発信力がある「KOL」(キー・オピニオン・リーダー)と呼ばれる中国人の20代女性6人を招待。女性目線で新商品のPRと、中国で人気が高い温泉の魅力を発信してもらう狙いがある。
 雲仙観光ホテルであった発表会で、参加者はシャンプーやコンディショナーなど新商品の説明を受けた後、つばき油を使ったリップクリーム作りやハンドマッサージを体験。日本茶インストラクターが入れたそのぎ茶を味わった。
 中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で約200万人のフォロワーがいるモンモンさん(ハンドルネーム)は「温泉もつばき油も肌によく、雲仙は景色も美しい。どこを撮っても絵になる」と、体験の様子を動画や写真に収めた。
 一行は20日まで滞在し、長崎市内の観光地なども巡る。

 


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