「ルパンの娘」藤岡弘、が謎に包まれた桜庭和一役に“変身”!?孫役の瀬戸康史は「平成の…」

「ルパンの娘」藤岡弘、が謎に包まれた桜庭和一役に“変身”!?孫役の瀬戸康史は「平成の…」

現在、フジテレビ系で放送中の連続ドラマ「ルパンの娘」(フジテレビ系)。物語も終盤に近づき、先日放送された第9話では、三雲華(深田恭子)の祖父である巌(麿赤児)が焼死体となって発見されるという衝撃の最後を迎えました。ここまで物語が進んできましたが、物語序盤から登場しておきながら、いまだにその存在の全貌が明かされていない桜庭和馬(瀬戸康史)の祖父・桜庭和一役の藤岡弘、さんに自身の役や今後の展開について話を聞きました。

──ご自身の役の印象を教えてください。

「これは実際に僕の“実”が組み込まれているような役で、『これは俺じゃないか?』と思うような、演じることなく実際にやっていることが体現されているので、あまり違和感を感じずに役に入っていける感じがするんですよね。僕はどちらかというと器用な俳優じゃなくて、演じるということがあまりうまくないんだけど、その役の人物に思いを寄せて、なりきっていこうと努力しながら体現や表現をしています」

──スタッフの方とストーリーについてのお話はされましたか?

「プロデューサー、監督などとしっかりと話しました。僕も分からないことがあったら質問しながら、楽しく聞かせてもらって。非常に楽しみなことが聞けましたよ。映画にしたら面白いんじゃないかと思っています」

──現場の雰囲気はいかがですか?

「雰囲気はいいですよ。新しいことにチャレンジしようとする皆さんの真剣な気持ちが伝わってきて」

──お孫さん役の瀬戸さんも平成で「仮面ライダーキバ」(テレビ朝日系)の主演を務められていて、藤岡さんも初代の仮面ライダーということで、それについて何か現場でお話をされましたか?

「(取材時では)いやー、まだないですね。しかし聞いてはいます。僕は昭和のライダーだけど、彼は平成でしょ? また時代性が違えば、視点などが違って面白いんじゃないかと思うんですよね。彼も仮面ライダーをやってきたということで、平成の青年の仮面ライダーに対する思いなども聞けたらと思いますね」

──和一が真剣を振るうシーンがありましたが、藤岡さんも昔から真剣を使われていたんですよね?

「今も事務所に道場がありますから、真剣なども用いて武道をしています。身を引き締めるための一つの場所になっていて、自分自身の心の中心をとるための重要な一つなんですよ。人生に向かって立ち向かう心構えを試して、自分を問答していくというか」

──人生に立ち向かう…とは?

「やっぱり(人生においては)何が起こるか分からないじゃないですか。俳優という場で僕は生かされてますが、さまざまなことが起こるわけだから。それに自分がどのように対応して成長していくか、自分の精神的な支え、中心を見つめて、ブレないように引き締めていく。自分の中心を確認しながら、一歩一歩熟成していく己磨きの旅みたいなものですよ」

──桜庭家は警察一家ということで、藤岡さんが実際にやっている防犯対策などはありますか?

「僕自身の意見で言わせていただくと、何が起きてもおかしくない時代に入ってると思っています。起きて当たり前、危険なことが起きるリスクは当たり前だろうという意識で僕も生きています。普段の生活でも前後左右上下、絶えず気を張って武道場で鍛錬していますし、気持ちの部分である“スピリッツ”もそれに対して慌てることなく“不動心”を持っておく。だからいつも動じず、どんなことが起きようと慌てないで、冷静沈着な対応ができます。それが僕の対応策でしょうかね。これが海外に行ったら、特にそれが顕著。だから、海外の方が私の心と体は機敏に反応します。そのために備えているというか、今まで100カ国以上の旅をしてきたんですけど、そこで得た体験・経験を思い出すことが非常に大事だなと。いかなることがあろうとも自分の身は自分で守るという。これは鉄則だと思いますね。とにかくどんなことがあっても生き抜くという意識を絶えずオンにしておく。それが僕の防犯への意識です」

──実際にオンエアを見られての感想はいかがですか?

「奇想天外で面白い展開が良いですね。気軽に見ながら楽しめる面もあって、非常に面白い。いろいろな楽しみ方があって、今の時代性に対応しようとしている。すごく面白いチャレンジだなと思いますよね。ですが、まだ僕の存在は何なのかと皆さん思っていらっしゃるのではないかと思います」

──和一はどういった存在になっていきそうでしょうか?

「実は終盤のキーパーソンになると聞いています。どのような形で僕が物語に絡んでいくのか、非常に楽しみです。どのような状況になろうとも、和一という一本芯のある日本古来から伝わる日本人像を貫こうと。台本を楽しみにしていたいと思います。そこで、見る人を引き込めればいいなと思っています。」

──最後に見どころを伺ってもよろしいでしょうか。

「ズバリ、三雲家のおじいさんである巌と僕との出会いでしょうね。三雲家と桜庭家の関係というのが、もっと昔の深いところにあったんだということが明らかになっていくところを楽しみにしてもらえればと思います。今の時代に合わせたものの中に、古いものも合わせていく、温故知新のようなものが僕は非常に好きなんです。過去は捨てられないし、誰しも背負って生きている。それを基にしてわれわれは未来に向かって戦っていく。どこにも光だけでなく闇があり、そういった部分を背負って生きている人たちの痛み、悲しみ、苦しみを出しながらも、それをどうやって乗り越えていくかを出していければと思います。ストーリーを見た時に、自分だったらどうするかなと考えて見てもらえたら楽しいんじゃないかなと思いますね」

──藤岡さん、ありがとうございました!

【プロフィール】


藤岡弘、(ふじおか ひろし)
俳優・武道家。1965年、松竹映画にてデビュー後、青春路線で活躍。71年「仮面ライダー」で一躍ヒーローに。映画「日本沈没」や「藤岡弘、探検シリーズ」(テレビ朝日系)ほか主演多数。「実をもって虚となす」をモットーに、アクションシーンにおいてはスタントを使わず自らこなすアクション俳優として映画界を牽引してきた。執筆活動として「あきらめない」(2014年)、「仮面ライダー=本郷猛」(08年)など著書多数。16年3月に公開された映画「仮面ライダー1号」では、45年ぶりに本郷猛役で単独主演を務めた。

【番組情報】


「ルパンの娘」
フジテレビ系
木曜 午後10:00~10:54

【プレゼント】


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●締め切り:2019年10月7日(月)正午

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フジテレビ担当 H・A
撮影/中越春樹

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