「比良」自然と暮らす
比良山と琵琶湖に囲まれて
西に比良山、東に琵琶湖。のどかな風景が続く、琵琶湖沿いのJR湖西線。山手には別荘が点在し、自然を利用したリゾートも。県内外からの移住者が集まる自然豊かな比良エリアは、代々この地に住む人たちと、移住者たちのコミュニティが生まれています。
地域の憩いの場
「ほっとすていしょん比良」
比良を愛する人たちをつなぐ
「ほっとすていしょん比良」は、朝からお客さんで賑わいます。味噌の加工グループの女性たちによって作られる、地域食材を使った家庭料理や加工品を求め、近隣はもちろん、遠方から足を運ぶ人の姿も。代表の山川君江さん（66歳）は、比良で活動する作家や店舗を結ぶ、年に一度のイベント「かんじる比良」を12年前に立ち上げた一人。「比良山と琵琶湖に囲まれた、自然豊かな比良が大好き。そんな共通の思いを持った地元の人たちや移住者たちと、この土地を盛り上げる散策イベントを行ったことで、出店者同士の横のつながりもできた」と山川さん。
ほっとすていしょん比良
米や野菜など、比良の自然に育まれた食材を中心とした食事メニューや味噌、惣菜、米粉パンなどを提供。晴れた日は外の畑で比良を眺めながら食事もできる。
営業日／水曜・日曜日 TEL:077-596-1679
琵琶湖を望む、静かな山手
点在する個性豊かな店舗
「ここに暮らしていると、生き物や自然など、毎日いろんなものに刺激をもらっている」と話すのは、家具職人の雄倉高秋さん（49歳）。家族と両親とともに移住場所を探し、唯一、全員が気に入った場所がここ比良だったそう。工房兼店舗の窓からは小川の水音が聞こえ、庭の林には斧だけで造ったユニークな木の家が。
**SOUP
FURNITURE（スープファニチャー）**
「外から帰ってきたときにホッとする家の灯り、温かなご飯、スープ。そんな身も心もあったかくなるような家具が作りたい」と雄倉さん。小さな子どもも安心して使える家具は、どれも手になじみ、木のぬくもりを感じる作品。不定休 TEL:077-575-6076
料理好きが高じて脱サラ、第二の生き方を求めて比良へ来たという木下敬規さん（45歳）、佐和子さん（45歳）夫妻。「雰囲気のいい静かな別荘地、最初に来たときからピンと来た。レストランの立ち上げには、たくさんの人に助けられた。かんじる比良が開催される、新緑の春が一番好きな季節」。
木のした料理店
“家よりちょっとおいしい料理”を目指している、とシェフの敬規さん。センスのいい看板やメニューは佐和子さん作。「心が豊かになる」…そんな暮らしを手に入れたオーナー夫妻の店舗は居心地が良く、SNSや口コミで評判に。
定休日／月・火曜日 ※要予約TEL:077-535-5967 ※犬同伴OK
**TOPPIN
OUTDOOR&TRAVEL（トッピン アウトドアトラベル）**
オーナーの加倉大輔さん（47歳）は、6年間、バックパッカーとして飛行機なしで世界を巡っていた。その途中で後に奥さまとなる佳子さん（43歳）と出会い、旅を共にした。店内には登山やキャンプ道具、旅慣れた夫妻がおすすめする小分け用の防水収納袋や隠し財布などの旅行用品が種類豊富に並ぶ。ロッククライミングクラブも毎週開講中。
定休日／水・木曜日 TEL:077-535-6415
flatto（フラット）
山本純一郎さん（40歳）と歩未さん（35歳）は、田舎暮らしを求めて比良へ。木々に囲まれ、「都会では見られなかったカブトムシがベランダに来る。子どもも安心して遊べる環境」と話す。１階店舗では、夫妻が厳選して集めた“使える”和食器が並ぶ。定期的に人気作家の作品展示販売会あり。
不定休 TEL:077-576-3174
ここ比良には、インスピレーションを感じて移住した人たちが、工房や店舗を開き、昔からの変わらぬ風土に新たな風を吹き込んでいます。
「かんじる比良」
毎年5月の3週目の週末（年により変更あり）に開催する散策イベント。比良周辺の工房やギャラリー、飲食店などが一堂に特別な催しを行い、県内外から訪れる人で賑わう。
びわ湖テラス（びわ湖バレイ）
比良山系に2016年誕生した、滋賀県屈指の絶景スポット。
標高1,100m以上の山頂へ上ると、琵琶湖を一望できる雄大な景色が広がる。水辺のデッキ、緑の散策路など、リゾート感あふれる空間。ノーステラスには、シャンパンやソフトドリンク、軽食を取りながら絶景を独り占めできるインフィニティラウンジ（有料席）がある。
※2019年のロープウェイの営業は11/24まで、リフトは10/27まで。天候により営業状況が異なり、HPをチェック。
