気象庁は19日、向こう1か月（9/21～10/20）の天候の見通しを発表した。全国的に、暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は高い予想。特に、北・東・西日本では、期間の前半は気温がかなり高くなる見込み。

気温高い日多く

週ごとの予報によると、1週目（9/21～9/27）は、全国的に台風に発達する予想の熱帯低気圧や前線、湿った空気の影響を受けやすい見込み。暖かい空気に覆われる日が多い北・東・西日本で気温が高く、特に25日（水）頃からの5日間ほどは、平年よりかなり高くなるとして、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

　2週目（9/28～10/4）は、本州付近は高気圧に覆われやすく、低気圧の影響は小さい見込み。このため、平年より晴れる日が多い北・東・西日本は、気温が平年よりかなり高くなりそうだ。3～4週目（10/5～10/18）にかけても、北・東・西日本は暖かい空気に覆われやすい傾向が見込まれる。沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。

早期天候情報とは

　原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30％以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30％以上と見込まれる場合に発表される。