ジャイアンツ・ボウチー監督 史上11人目の2000勝

【ジャイアンツ11-3レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

ジャイアンツは、初回にスティーブン・ボートの10号2ランなどで3点を先制して試合を優位に進め、7回終了時点で4対2と2点をリード。さらに、終盤2イニングで大量7点を追加し、11対3でレッドソックスを破った。レッドソックスの強力打線を相手に6回2安打1失点の好投を見せたジャイアンツ先発のジェフ・サマージャは、自己ベストにあと1勝と迫る今季11勝目(12敗)をマーク。一方、大敗を喫したレッドソックスは、先発のヨーリス・チャシーンが3回途中5安打4失点と崩れ、今季11敗目(3勝)となった。

レッドソックスのレジェンド、カール・ヤストレムスキーが孫のマイク・ヤストレムスキー(ジャイアンツ)に向けて始球式を行った一戦で、ジャイアンツのブルース・ボウチー監督が史上11人目となる金字塔に到達した。1995年にパドレスの監督に就任し、それ以来25シーズンにわたってメジャーリーグの監督を務めているボウチーは、コニー・マック(3731勝)、ジョン・マグロー(2763勝)、トニー・ラルーサ(2728勝)、ボビー・コックス(2504勝)、ジョー・トーレ(2326勝)、スパーキー・アンダーソン(2194勝)、バッキー・ハリス(2158勝)、ジョー・マカーシー(2125勝)、ウォルター・オルストン(2040勝)、レオ・ドゥローチャー(2008勝)に続いて史上11人目となる監督通算2000勝を達成。ボウチーは今季限りでの退任をすでに発表しているが、監督通算2000勝を達成した過去10人はいずれもアメリカ野球殿堂入りを果たしており、ボウチーも将来的な殿堂入りが確実視されている。レギュラーシーズンは残り10試合。ボウチーの監督生活が、いよいよフィナーレを迎える。

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