ヒラ刑事からはい上がってきたたたき上げの捜査一課長・大岩純一（内藤剛志）と捜査員たちの熱いドラマを描く人気シリーズ「警視庁・捜査一課長」が、10月13日（午後9：00）にスペシャルドラマとなって帰ってくる。
主演の内藤は「今回のスペシャルではバスガイド殺害事件の謎解きがメインに描かれていきますが、お伝えしたいのは日本人の良さ、“おもてなし”の心の大切さです。東京オリンピックまであと1年を切りましたが、“日本っていい国だよね”と、自分たちのよさを再確認するのも大事だと思う。ミステリーではありますが、そういう日本のよさを伝えるドラマでもありたいと思っています」と、作品に込めた思いを語っている。
また今回、現在同局で放送中の「科捜研の女」（木曜午後8：00）で、蒲原勇樹刑事を演じている若手俳優・石井一彰がゲスト出演するのも大きな見どころ。「科捜研の女」では、内藤演じる土門薫刑事の部下を演じている石井だが、本作では警察庁長官の御曹司で超エリート官僚の白馬應治役として登場する。
そんな石井のゲスト出演に、内藤は「撮影当日は、超エリート役らしく、『科捜研の女』の時とはまったく違う、シュッとした感じで現れましたし、結構アドリブも飛び出していました。僕も今回は、石井くん演じる白馬に対して、完全に敬語(笑)。そうやって、“上下感”を醸し出したつもりです」と、撮影を楽しんだ様子。そして、「こういう“逆転”が面白くなるのも、石井くんが『科捜研の女』の中でちゃんと存在感を放っているからこそ。それはやっぱり彼の努力に尽きるんじゃないかな。もう彼も“捜査一課長ファミリー”に入ったということで、また白馬として登場してくれたら面白いね」と、さらなる共演をリクエストした。
観光ツアー会社のバスガイド・水沼千絵（加藤理恵）が、東京・神宮外苑の大型車駐車場で刺殺死体となって見つかる。知らせを受けた警視庁捜査一課長・大岩はすぐに臨場し、青山署刑事課の須村順子（乙葉）らと共に捜査を開始。警視庁内で“おもてなしの達人”と呼ばれる順子は、千絵の装飾や服装から、おもてなしが苦手なバスガイドだったのでは？と推測する。事件現場には微かに血の付いた足跡が残されており、その足跡は観光バスの駐車スペースまで続いていることが判明、犯人は観光バスに乗り込んで逃げたものと思われた。事件発生時、その駐車場には計14台ものバスが停まっており、その乗員乗客444人が、事件の容疑者として浮かび上がる。
