松田聖子、八神純子、渡辺美里らの楽曲を手掛けた希代の編曲家・大村雅朗に迫る

FBS福岡放送は9月21日午後2:30から「FBS開局50周年記念 風の譜(うた) 福岡が生んだ伝説の編曲家 大村雅朗」を放送する。タイトル通り、1600もの楽曲に携わった福岡出身のアーティスト故・大村雅朗(おおむらまさあき)氏にスポットを当てる特番だ。まずは、大村氏が手掛けた楽曲の一部を確認していただきたい。

1970年代後半から80年代のヒット曲がずらりと並ぶ(下記参照)。「青い珊瑚礁」や「モニカ」、「そして僕は途方に暮れる」などの曲名を聞いて、すぐに独特なイントロや印象的なアレンジが思う浮かぶ人も多いだろう。番組では、そんな希代の編曲家の人となりや功績、音楽へ傾けた情熱などについて、共に時代を歩んだアーティストらの証言などで迫っていく。仕事のパートナーでもあった作詞家の松本隆氏は、大村氏の実家や母校を訪問。八神純子と渡辺美里は対談で、氏への思い出を語り合う。

また、大村氏の大ファンだという、歌手で声優の中島愛(めぐみ)と八神は、当時のレコーディングに参加していたスタジオミュージシャンと共演して、スタジオライブによって大村作品を熱唱するというから、こちらも見どころだ。

●西内まりや(ナレーター) コメント
「同じ福岡県出身の者として、音楽に携わる者として、私が生まれる前から この世界を彩り、数々のヒット曲を手掛けた大村雅朗さんの歴史をナレーションさせていただけること、本当に光栄に思います。当時の思い出と重ねながら、さらに深く音楽を感じてもらい、そして今の時代を生きる同年代の方々にも(実は)大村さんの存在あって今の音楽につなぎがっていることを(番組を見て)感じてもらえたらと思います。たくさんの方の大村雅朗さんへの思いを胸に大切にナレーションさせていただきます」

●編曲した作品
岸田智史/「きみの朝」
山口百恵/「謝肉祭」
海援隊/「人として」
ばんばひろふみ/「Sachiko」
松田聖子/「青い珊瑚礁」「夏の扉」「天使のウィンク」「ガラスの林檎」
八神純子/「みずいろの雨」「パープルタウン」
吉川晃司/「モニカ」「サヨナラは八月のララバイ」
薬師丸ひろ子/「メインテーマ」
大澤誉志幸/「そして僕は途方に暮れる」
渡辺美里/「My Revolution」
大江千里/「格好悪いふられ方」
佐野元春/「SOMEDAY」「アンジェリーナ」
河合奈保子/「スマイル・フォー・ミー」
渡辺徹/「約束」
中山美穂/「ツイてるね ノッてるね」
Babe/「Give Me Up」

●作曲した作品
松田聖子/「SWEET MEMORIES」

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