まもなく日本で開幕する4年に一度のラグビーワールドカップ。
ラグビーはサッカーの成り立ちとも関係の深いスポーツでもある。ということで今回はラグビーもプレーできそうなサッカー選手を選んでみた。
アダマ・トラオレ(ウルヴァーハンプトン)
ラグビー、というよりもNFL選手のような気がしなくもない。少なくとも明らかにサッカーよりコンタクトスポーツ向けの身体を持っているのがウルブズのアダマ・トラオレだ。
圧倒的なスピードを持つ選手として有名だが、特筆すべきはその上半身だ。サッカーの選手とは思えないような前腕、そして肩や胸も何かの防具を着込んでいるかのような仕上がりである。
プレースタイルはラグビーでのウィングそのままであり、転向も大アリではないだろうか。
ニクラス・ジューレ(バイエルン)
世代交代を進めているバイエルン、そしてドイツ代表の新たな主力となりつつあるのがセンターバックのジューレだ。
195cm、そして90kgと恵まれた体格を有しているが、数字以上にさらにデカく、圧がある。まるで業務用冷蔵庫のような幅広い上半身を持ちながら、それでいて俊敏、そしてクレバーさも併せ持っている。
身体的な面だけで言うならば、今すぐにでもスクラムを組めるはず。とりわけラインアウトでの競り合いでは強さを見せることができそうだ。
ギャレス・ベイル(レアル・マドリー)
マドリディスタの手のひらをひっくり返しているベイル。スピード、フィジカルともにハイレベルであり、アスリートとして理想的な身体を持っている選手だ。
キャリア初期に見せていたような、幅のある身体を活かしたドリブル突破は、さながらラグビーのウィングのようであった。現にウェールズはラグビー強豪国であり、ベイルもプレー経験があるようだ。
どのスポーツでも成功しそうではあるが、ラグビーの道に進んでいても代表になれていた気がする。もちろん怪我さえなければの話だが…。
セアド・コラシナツ(アーセナル)
無骨な見た目そのままに、先日の襲撃事件では武装した犯人に素手で立ち向かい、チームメイトのエジルを守るという荒業を見せたコラシナツ。良い子は絶対に真似すべきではないが、その勇敢さは多くの称賛を浴びた。
アーセナルのサイドバックとしては少し器用さが気になるが、がっしりとした骨格を持ち、ピッチ内外問わず身体を張ってチームに貢献できる…これはもうラグビーをプレーするしかない。
敵へのタックル、またブロックするといったプレーは彼の十八番だ。
エデルソン(マンチェスター・シティ)
前述の4人とは全くタイプが異なるかもしれないが、ある意味最も現実的である。シティの絶対的守護神であるエデルソンの最大の魅力は正確かつ敵陣深くまで届くロングフィードだ。
パントキック、そしてゴールキックともにトップクラスであり、監督であるペップも舌を巻くほど。もし、エデルソンがラグビー選手ならキッカーは彼で決まりだ。
おそらくルーティンもせずともいとも簡単に成功させてくれるだろう。そのキック力だけでもプロになれる実力はある。