広島曾澤、一発含む3安打3打点の活躍も4連覇消滅 「目の前の試合を頑張るしかない」

広島・曾澤翼【写真:荒川祐史】

初回に2点タイムリー、8回には一時、勝ち越しとなる12号ソロ

■DeNA 11-8 広島(19日・横浜)

 広島の曾澤翼捕手は19日、敵地でのDeNA戦で3安打3打点の活躍を見せたが、チームは7点リードを追いつかれ延長戦の末に敗れた。

 今季6度の対戦で5敗を喫している今永に対して初回に2点二塁打を放った曾澤は「チャンスだったので積極的にいった。いいところに飛んでくれた」と先制打を振り返った。5回にも二塁打を放ち、7-0から同点に追いつかれた8回には、先頭打者でライトへ勝ち越しの12号ソロ本塁打を放ったが、リリーフ陣がリードを守れず、サヨナラ負けとなった。

 この日の敗戦でチームはリーグ4連覇の可能性が完全に消滅し、2位DeNAとの差も2.5ゲーム差。地元でのクライマックスシリーズ開催は厳しい状況となったが會澤は「しょうがないですよ」と憮然した表情で「1試合1試合やるしかない。目の前の試合を頑張るしかないです」と残り3試合を全力で戦うことを誓った。(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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