最新の世界的調査の結果、外科医の9割以上が針刺し損傷を経験

最新の世界的調査の結果、外科医の9割以上が針刺し損傷を経験

AsiaNet 80638

ロンドン、2019年9月20日/PRニュースワイヤー/
・81%が高品質な手袋は患者の転帰に影響すると考えています
・92%が高品質な手袋は臨床医の安全改善に役立つと考えています
・調査によると、外科医は感染を予防し患者の安全を守るうえで高品質な手袋を重視しています

新たな世界的調査の結果、外科医の95%が針刺し損傷の影響を自身で受けたことがあるか、あるいは同僚がそのような経験をしたのを目撃したことがあり、感染のリスクが高まっていることがわかりました。

臨床医の安全
毎年、推定200万件の針刺し損傷が医療従事者の間で発生しており、その結果HIV、C型肝炎などの血液感染症ウイルスにさらされる頻度が高まっています。[1] 針刺し損傷は針や鋭利な器具が誤って皮膚に貫通することで起こりますが、労働衛生部門には依然として過小報告されています。[2] 調査の結果、外科医の93%が高品質な手袋が血液感染ウイルスへの暴露の機会を減らすことができると考えており、83%が手袋の品質によって針刺し損傷から守られているという感覚が変わってくると答えています。

患者の安全
医療関連感染(HAIs)は、世界中の医療提供現場で最も頻繁に起こっている有害事象です。 [3] 世界で数億人の患者が毎年HAIの影響を受けており、高い死亡率につながっています。入院患者100人につき、発展途上国の推定7人の患者が常に少なくとも一度はHAIを経験します。[4]

患者の安全については、外科医の81%が高品質な手袋が患者の転帰全体に影響すると考えており、89%が高品質な手袋は手術室での患者の安全を改善すると考えています。手術中の手袋の破損について尋ねたところ、外科医の78%がそれにより外科手術での感染リスクが高まると回答しています。

この種としては初めてとなる今回の調査はメンリッケヘルスケアの依頼によりSERMOが実施しました。感染防止および患者と臨床医の安全改善における高品質な手袋の役割について、6か国510人の外科医からの主な意見を調べたものです。

調査結果に関して、臨床看護師兼国際医療ディレクターのジョン・ティモンズは次のようにコメントしています。

「毎年、数百万人の外科医とそのチームが、命に関わる血液感染ウイルスへの暴露の危険にさらされています。今回の画期的な調査により、世界の外科医が高品質な手袋にいかに価値を置いているかが明らかになりました。外科医は、外科医の安全と患者の転帰の改善両方を確実にするための自分達の役割をはっきりと認識しています」

「手術用手袋は、手術室での感染を防ぐ主要な要因の一つであり、単なる商品とみなされるべきではありません。高品質であれば手袋の損傷が減りますが、それにもかかわらず世界中の医療制度は品質よりも価格を優先する傾向にあります」

メンリッケヘルスケアについて
メンリッケヘルスケアは、世界をリードする医療ソリューション企業です。当社は世界の医療のパフォーマンス向上を目的としています。そのため、医療に従事するすべての人に最良の転帰をもたらすソリューションを提供することを目指しています。予防から急性期後までの一連のケア全体における革新的な創部の治療および外科的ソリューションを開発し市場に送り出しています。当社のソリューションは臨床・医療経済学のエビデンスに裏付けされた、バリュー・フォー・マネーを提供します。

https://www.molnlycke.com/biogel/

[1] https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4145516/
[2] https://publishing.rcseng.ac.uk/doi/pdf/10.1308/003588409X359213
[3] https://www.who.int/gpsc/country_work/gpsc_ccisc_fact_sheet_en.pdf
[4] https://www.who.int/gpsc/country_work/gpsc_ccisc_fact_sheet_en.pdf

https://mma.prnewswire.com/media/998246/Molnlycke_Logo.jpg

(日本語リリース:クライアント提供)