【熊本県感染症情報】腸管出血性大腸菌 昨年の3倍に迫る

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 9~15日の熊本県感染症情報によると、腸管出血性大腸菌感染症の患者が2人報告された。今年の累計患者は45人と前年同期(17人)の3倍に迫っており、県健康危機管理課が注意を呼び掛けている。

 同課によると、加熱が不十分な牛肉などを食べることで感染するほか、患者の便や嘔吐[おうと]物を触った人も感染する。幼児や高齢者では脳症など重篤化するケースもあるという。

 予防は、調理時の小まめな手洗いに加え、生肉を扱った調理器具を熱湯で消毒することが大切。患者の便や嘔吐物を片付ける際には「手袋を着けた方が良い」という。

 そのほか全医療機関に報告義務がある感染症では、百日ぜき5人、侵襲性肺炎球菌感染症と風疹が各1人。

 また、県内50の定点医療機関で多い感染症は、感染性胃腸炎が前週より25人少ない320人、RSウイルス感染症は20人増の280人、ヘルパンギーナは2人増の126人だった。(川崎浩平)

(2019年9月20日付 熊本日日新聞朝刊掲載)