世界遺産1周年で講演会 23日から年内3回 長崎歴文博

 長崎県などは23日から12月まで全3回、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録1周年を記念した講演会を、長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館で開催する。
 世界遺産の意義や価値を広く発信し、県民の関心を高めようと企画。専門家の講演のほか、構成資産の調査や保全・活用などに関する発表がある。
 初回の23日は「世界遺産保護の課題 共通する問題と多様な現状」をテーマに筑波大名誉教授の日高健一郎氏が講演。構成資産の一つ「野崎島の集落跡」(北松小値賀町)の取り組みについて、同町教委の学芸員、平田賢明氏が発表する。10月14日は「世界遺産の価値」、12月7日は「世界遺産とコミュニティー」などがテーマ。
 時間はいずれも午後2時から同4時20分まで。当日受け付けで各回定員140人。聴講無料。3回とも受講した人には世界遺産関連の記念品を贈る。問い合わせは同館(電095.818.8366)。

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