熊本地震の復興住宅、南阿蘇村黒川地区に完成 「にぎわいを取り戻す場に」

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村内3カ所目の復興住宅として完成した「長陽西部団地」。右奥が旧長陽西部小の校舎=南阿蘇村
復興住宅の完成を祝いテープカットする関係者

 熊本地震で大きな被害が出た南阿蘇村黒川地区に、災害公営住宅(復興住宅)の「長陽西部団地」が完成し、20日、落成式があった。10月1日から6世帯12人が入居する。

 同団地は旧長陽西部小のグラウンドの一角(約2861平方メートル)に木造平屋の5棟(10戸)を建設。設計から建設まで事業者グループが担い、完成後に村が買い取る「買い取り型」で総事業費は2億7984万円。

 黒川地区には東海大阿蘇キャンパス(農学部)があり、かつては約750人の学生が住んでいた。ほとんどの学生は地震後、熊本市に転居。村は旧長陽西部小を、実習で訪れる学生との交流や震災遺構巡りの拠点として整備する計画。

 工事関係者ら約40人が参加した落成式で、吉良清一村長は「復興住宅が交流やコミュニティー形成の場となり、地区がにぎわいを取り戻すことを期待したい」とあいさつした。

 村が整備する復興住宅は4団地(計94戸)のうち3団地(78戸)が完成。残る下西原第2団地(16戸)も10月末に完成の予定。(田上一平)