鷹、逆V諦めない! 3か月半ぶり復帰のバンデン6回無失点、投手陣踏ん張り1点守り切る

ソフトバンクのリック・バンデンハーク【写真:藤浦一都】

3回に今宮の適時打で奪った1点を最後まで投手陣が守り抜く

■ソフトバンク 1-0 日本ハム(20日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクが虎の子の1点を守り抜いて2連勝を飾った。20日、本拠地ヤフオクドームでの日本ハム戦。3回に今宮の適時打で1点を先制すると、先発のバンデンハークが6回無失点と好投した。

 貴重な先制点、勝負を決める決勝点は3回に生まれた。先頭の甲斐が四球で出塁すると、川島の犠打で二塁へ進めた。このチャンスで打席に入った今宮がしぶとく中前へと弾き返し、甲斐が一気に本塁へと生還して1点を先制した。

 この1点を最後まで守り抜いた。6月4日の中日戦後に右肘を痛め、約3か月半ぶりの復帰登板となったバンデンハークが6回まで無失点の好投。3回、4回と先頭打者に安打を許したものの、2イニング続けて併殺打でこれを切り抜けた。6回3安打8奪三振で無失点の好投で2勝目をマークした。7回からは高橋純、モイネロ、森のリレーで1点のリードを守り抜いた。負ければ西武のマジックを減らしてしまう負けられない中で接戦をものにした。

 日本ハムは2試合連続で完封負け。先発の加藤は5回まで4安打1失点と好投し、リリーフ陣もを与えなかったが、打線が元気なし。ソフトバンク投手陣の前にわずかに5安打に終わり、19イニング連続で無得点となった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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