クラブの特徴やスタイルを知ればもっとサッカーが楽しくなる!
スペインのリーガエスパニョーラは、バルセロナとレアルマドリードの2強であると思われがちですが、アトレティコマドリードの存在も忘れてはいけません。
毎年リーガでは上位につけ、昨年リーグは2位と安定した成績を誇ります。
決して資金面ではレアルやバルサには及びませんが、リーグ戦、チャンピオンズリーグでも常に上位に食い込むその実力は、どのようにして培われたのでしょうか?
今回はアトレティコマドリードのチームスタイルや特徴をご紹介します。
強度の高い運動量
現在このチームを指揮しているディエゴ・シメオネ監督は、選手たちに献身性を多く求めます。
そのハードさゆえ、以前所属していたアルダトゥラン選手は守備の負担が少ないチームを求め移籍するほど。
シメオネ監督のもたらす綿密な守備戦術、プレスの質、また前線の選手も積極的に守備をするスタイルが功を奏し、他チームに比べて失点数の非常に少ないチームが出来上がっています。
堅守速攻
4-4-2というフォーメーションを主軸に、選手達のラインをきれいに揃えたディフェンスを行います。
その守備力の高さには強豪チームたちも軒並み苦戦を強いられ、世界一守備の堅いチームといっても過言ではありません。
相手クラブとの力関係によっても戦い方は異なりますが、アトレティコマドリードが度々見せるカウンターは一見の価値あり。
全速力でボールを前へと運び、一瞬で相手ゴールへと迫る様はまさにライオンのようです!
セットプレーの質
守備に重きを置いたサッカーを展開させることが多いアトレティコマドリードは、特にビッグクラブが相手の場合、ポゼッション(支配率)を譲ることが多いです。
そのかわり、コーナーキックやフリーキック等セットプレーはこのチームにおける重要な得点源となります。
先日行われたCLグループステージの対ユベントス戦でも、セットプレーを見事に活かし同点まで追いつきました。
圧倒的な攻撃力を持つメガクラブが行う華のあるサッカーではないかもしれません。
しかし、何度攻められても鉄壁のディフェンスで跳ね返し、一瞬のスキやチャンスをものにするアトレティコのサッカーは中毒になるような魅力があります。
是非アトレティコマドリードの泥臭く情熱的なサッカーも見てみて下さいね。