社長に永守氏 イルカ交通

 旅客運送業のイルカ交通(高岡市二塚)の代表権のない社長に、新富観光サービス(富山市上野)会長の永守徹氏(67)が就いた。社長を兼任していた創業者の村西更新氏(71)は引き続き代表権のある会長を務める。資本提携はしないものの、イルカ交通と新富観光サービスはバス事業で連携し、経営の効率化を図る。1日付。

 イルカ交通は県西部を中心に高速バスや路線バスを運行。新富観光サービスは県東部で貸し切りバス事業を展開する。繁忙期に車両を融通し合ったり、社員教育を合同で実施したりして相互利益の体制を整える。

 永守氏は「双方の強みを生かして、事業を拡大していきたい」と話した。永守氏はバスケットボール男子Bリーグの富山グラウジーズの社長も務める。

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