県内初、燃料電池バスお目見え 27~29日に県民向け試乗会も

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水素エネルギー普及のため県などが試乗会を行う燃料電池バス=20日、新潟市中央区

 水素エネルギーの普及啓発を進める県や新潟市などは、水素を燃料に走る燃料電池バス(FCバス)「SORA(ソラ)」をトヨタ自動車から借り受け、市内を走らせている。県内にFCバスがお目見えするのは初めてで、20日に報道機関向けの試乗会が行われた。27~29日には県民向けの試乗会も企画されている。

 県によると、FCバスは現在、首都圏を中心に約10台が走っている。2020年の東京五輪・パラリンピックでは、東京都などで100台以上が導入される予定だ。

 新潟県では4月に水素ステーションが開所し、燃料電池車(FCV)の普及が始まった。水素エネの利活用を促進するため、県は小型のFCバス導入に向けた検討を進めている。

 20日の試乗会では市中心部を走り、ガイドが「モーター走行の滑らかな加速と静かさを体感してほしい」と説明。FCバスは外観や内装は通常のバスとほぼ変わらないが、走行時に二酸化炭素を排出しないため環境に優しく、災害時には大容量の外部電源としても使えることが特長だという。

 22日に新潟市中央区の万代シテイで開かれる「バスまつり」でも展示される。

 27~29日の県民向け試乗会は各日とも午前10時、午後1時、3時の3回で、新潟市内を約40分走行する。定員各25人(先着順)で、既に満席となった回もある。申し込み、問い合わせは県新エネルギー資源開発室、025(280)5257。