長崎県内でインフル流行期入り 手洗いなど予防呼び掛け 9月は初 昨年より3カ月も早く

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 長崎県は20日、県内がインフルエンザの流行期に入ったと発表した。基準となった期間は9月9~15日で昨年より約3カ月早く、記録が残る2010年以降、9月の流行期入りは初めて。
 期間中、県内の定点医療機関70施設のインフルエンザ患者数は計182人。1施設当たりの患者数は「2.6」で、流行開始の目安「1」を上回った。
 患者数を保健所管内別でみると、佐世保市が最も多い101人。年齢別では、0~6歳が81人と4割を超えた。
 県医療政策課は「時期が例年より早い理由は分からない。予防の正しい知識を持ち、実践してほしい」とし、外出後の手洗い、定期的な換気、早期受診などの対策を呼び掛けている。ワクチンは今月下旬ごろから医療機関への流通が始まる見込み。

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