遠藤憲一「それぞれの断崖」がクランクアップ。W田中の闘いが終結!

遠藤憲一主演のフジテレビ系連続ドラマ「それぞれの断崖」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)が、9月21日に最終回を迎える。社会派ミステリーの名手・小杉健治氏による同名小説を原作に、同級生に殺害された息子の無念を晴らすべく、身分を偽って加害者の母に近づいた被害者の父が、禁断の愛という皮肉な運命に翻弄されていく姿を描いている。

息子を殺害した八巻満(清水大登)、その母・はつみ(田中美里)と3人で生きていくことを決めた志方恭一郎(遠藤)。最終回では、志方を父親として受け入れられない満が、包丁を持ち出してはつみに突きつける。被害者の父は、果たして加害者の父になれるのか。

クランクアップの際には、本作の主題歌でCHEMISTRYが歌う「Angel」が浜辺に流れると、田中美里が花束とプレゼントを持って登場。プレゼントは手書きの肖像画で、田中が趣味で鉛筆画を描いていると知った遠藤が「僕のこと描いて」と依頼し、クランクアップに間に合わせたという。

遠藤は「こうしてみたい、ああしてみたいと急にスタッフに言ったりして迷惑かけてごめんなさい。こんな変なヤツとは明日から一緒にならないので、本当にありがとうございました!」とユーモアを交えて感謝。また、最終回の見どころについて、田中美里は「それぞれがどんな決断をしていくのか、ドラマの題名通りというか、それぞれの断崖じゃないですけれども、崖っぷちになった時にどういうふうな選択を、みんながしていくのかというのは最終話に向けての見せ場だと思う」と見どころを語った。

一方、病院のセットのシーンでクランクアップを迎えた、志方の妻・雪子役の田中美佐子は「崖って、船越(英一郎)さんとか内藤(剛志)さんとかが、犯人を追いかけていくところだと思っていたけど、犯人が分かった後に崖に行くのは、逆に新しいんじゃない?」と笑わせつつ、「皆さんが優しく、いい現場・温かい現場・楽しい現場でした。遠藤さんのおかげです!」と明るくあいさつした。

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