五感にアプローチして機内でもぐっすり!CAも実践する快眠術

五感にアプローチして快眠を手に入れる!

「飛行機の中ではしっかり睡眠をとってパワーチャージしたい」。そう思っても、いざ寝ようと思うとなかなか寝付けなくて困ったという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

長時間同じ姿勢で座ったまま眠らなければならない飛行機の中というのはとても特殊な環境です。

しかも、機内では自分が寝たい時に睡眠に適した環境が整っているとは限りません。

食事が終わり睡眠タイムに入ろうと思っても、まだ機内の照明が明るかったり、窓の外の風景を楽しんでいるお客様がいて日差しが眩しいかもしれません。

やっと機内が暗くなったと思ったら、今度は近くで赤ちゃんが泣きだしてしまうかもしれません。

このようなことは機内では日常茶飯事。

睡眠に適した環境が整うのを待っていてはいつまでたっても眠ることができません。

それによってイライラするのももったいないことですよね。

それならば周囲の状況に左右されずに、自分自身で自分の睡眠に適した環境を作り出してしまえば良いのです。

ここではCAも実践する、五感にアプローチをした快眠術をご紹介します。

 

熟睡の鍵!視覚にアプローチ

まず最も大切なのが光の調整。

快眠のために欠かせないホルモン、メラトニンは明るい光の中だと分泌が抑制されてしまうと言われています。また、睡眠時は豆電球などの光の中よりも、真っ暗な中で眠った方が、脳が休息を取れているというデータもあります。

機内でも意図的に真っ暗な環境を作り出してあげることが大切です。

その際に欠かせないのがアイマスク。

定番アイテムですが、これがあるのとないのとでは熟睡度が全く変わってきます。

生地の厚さや肌触り、サイズなども様々ですので、自分にとってベストなものを探してみてください。

 

周囲の騒音に負けない!聴覚にアプローチ

次に聴覚。

いざ寝ようと思ったときに気になってしまうのが周囲の雑音。

赤ちゃんの泣き声までいかなくても、通常は気にならない程度の近くの席の人の話し声や足音なども、いざ眠ろうとするときには気になってしまうもの。

増してや飛行機の中はエンジンの轟音もかなりのボリューム。

多少の物音なら耳栓でシャットダウンできますが、機内ではなかなか厳しいときも。

そんな時はイヤホンで音楽を聴くのがおすすめです。

これはCAがフライト中仮眠を取るときにもよく行っている方法。

音を完全にシャットダウンするのは難しくても、心地よい音で雑音を紛らわすことはできます。

幸いにも人間には心地よい音を優先的に聞こうとする機能があると言われています。

この時に聴く音楽は歌詞のないヒーリングミュージックや川のせせらぎや波の音などの自然音がおすすめです。

それでも周囲の騒音が気になってしまう方はノイズキャンセリング機能のついたヘッドホンを使用するのも有効です。

 

気づいたらうとうと眠りに!嗅覚にアプローチ

五感の中で最も脳と直結していると言われているのが嗅覚。

リラックス効果が高く、眠りを誘う香りに包まれれば身体の中からふわっと眠くなっていくはず。

しかし、機内では自宅と違ってアロマを焚いたりすることはできませんよね。

周囲のお客様もいるので香りのスプレーなども迷惑になってしまいます。

そんな時はマスクの内側にアロマオイルを1~2滴垂らしたコットンなどを潜ませることがおすすめ。(肌にアロマオイルが直接触れないように注意)。

嗅覚から身体に働きかけてくれ、リラックスできるはずです。

ラベンダー、オレンジスイート、イランイランなどの香りがおすすめです。

 

 

寝ている間も気持ちよく!触覚にアプローチ

最後に触覚。

長時間同じ姿勢でいる機内では、いつも以上に触覚にアプローチしてあげることが大切。

パリッときたスーツを着て、ゴワゴワのブランケットに包まれて寝るなんて、想像しただけで熟睡できなさそうですよね。

締め付け感のない服装で、ふわふわの毛布に包まれて眠りたいですよね。

CAの中にもこれに包まれると熟睡できる!というお気に入りのブランケットを持ち歩いている人もいます。

肌触りの良いストールなどなら荷物にもならないのでおすすめです。

 

 

眠る姿勢にも注目してみて

また、機内では寝る姿勢もとても大事。

座ったまま寝るというだけでも身体にとっては負担なので、その中でできる限り楽な姿勢で眠るようにしてあげましょう。

座ったまま寝ると首が固定できずに左右どちらかか下に傾き凝ってしまうので、持ち運びできる首にはめる枕があるとかなり姿勢が楽になるはずです。

空気を入れるタイプだと荷物にもならないですし、硬さも調整できるのでおすすめです。

また、足元が冷えると寝付けないことが多いので、暖かい靴下を持参するなど、足元の防寒対策も大切です。

特に夏場は気を抜きがちですが、機内の空調が強いこともあるので、靴下は必ず持参することをおすすめします。

 

機内での快眠を手に入れて

いかがでしたでしょうか。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚にアプローチすることで、寝よう寝ようと思ってもなかなか寝付けなかった人でもかなり寝付きがよくなるのではないでしょうか。

様々なアプローチがあるかと思いますが、ぜひ自分に合ったやり方を見つけて、機内でも快適な睡眠を手に入れてください。

 

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