療養中の小5が入団 「一緒に前へ」 Bリーグ・川崎

北GMからユニホームを手渡される高見君(右)=川崎市幸区、小向体育館

 バスケットボール男子Bリーグ1部の川崎ブレイブサンダースに、元気な“助っ人”が加わった。股関節の骨の病気「ペルテス」で療養中の東京都の小学5年生、高見俊翔君(10)が入団。21日に小向体育館(川崎市幸区)で入団式が行われ、意気込みを語った。

 アスリートとともに子どもたちの療養生活を支えようと、NPO法人「Being ALIVE Japan」、日本財団、Bリーグが3社で進める「TEAMMATES」事業の一環。高見君は10月に開幕する2019~20年シーズン、練習や公式戦に参加してチームをサポートする。

 入団式で北卓也GM(ゼネラルマネジャー)は「ブレイブサンダースの一員として目標に向かって努力して、一緒に前へ進んでいってほしい」と歓迎。辻直人選手も「俊翔君が入団してくれることは、僕たちにも大きな力になる。一緒に戦っていこう」と呼び掛けた。

 北GMから背番号10のユニホームを手渡された高見君は「10番はシュントのトから決めました。選手、コーチのことをたくさん応援して、チームの手伝いもやりたいです」と元気に話した。

 ブレイブサンダースは10月3日に横浜アリーナ(横浜市港北区)で今季の開幕戦を迎える。

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