二宮尊徳生家 落書きに続き木戸壊される

 壁に落書きがあるのが見つかった県指定重要文化財・二宮尊徳生家(小田原市栢山)で、今度は入り口の木戸が壊されているのが21日、発見された。市は悪質ないたずらとして小田原署に被害届を出した。

 市によると、同日午前6時10分ごろ、警備員が入り口木戸の上部に当たる横木が壊されているのを見つけ、市尊徳記念館の職員に連絡、署に通報した。落書きがあった壁近くの樹木の枝も折られ、木戸付近に落ちていた。市によると、20日午後11時半ごろに最後の見回りをしたという。

 二宮尊徳生家は18世紀中ごろに建てられ、尊徳が16歳まで住んだとされる。1960年に市尊徳記念館敷地内に移築され、63年に県が重要文化財に指定した。

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