貫地谷しほり×岸谷五朗コンビの刑事ドラマ「黒薔薇2」に柳葉敏郎が出演

テレビ朝日系で9月22日に放送されるドラマスペシャル「黒薔薇2~刑事課強行犯係 神木恭子」(午後9:00)に、柳葉敏郎が警視庁捜査一課長・辻井幸則役で出演する。

同ドラマは、天才的推理力の持ち主で、時には違法な捜査に手を染めてでも真相を解明しようとする女性刑事・神木恭子(貫地谷しほり)と、少々粗っぽいがやり手のベテラン刑事・折原圭介(岸谷五朗)のコンビが難事件、そして警察組織の闇に対してまでも挑んでいく刑事ドラマの第2弾。神木はひょんなことから老人の変死体が発見された現場へと向かったところ、キャリアの検視官が病死で処理しようとしていることを知る。一方の折原も似たような事件に遭遇。久々に顔を合わせた2人は、それぞれの事件の共通点を洗い出すうちに、警察内部の闇へと足を踏み入れていく。

柳葉が今回演じる辻井は、折原たちから「俺たちたたき上げの星」と尊敬される人物。神木や折原と同様に警察内部の犯罪を憎んでおり、神木が先の事件捜査で警察組織の闇を暴いた手腕を高く評価。神木に「警察の“膿”を出したい」と極秘任務への協力を依頼する。

作品の印象を聞かれると、柳葉は「面白いです。組織と現場の考え方の違いを、神木と折原という2人の現場の人間を描きつつうまく表現されています。そこにいろいろな形の正義感が盛り込まれている。正義とは人それぞれ違うところがあります。そこも非常に分かりやすく描かれていて面白いです」とコメント。さらに、自身の役どころについては「辻井は彼なりの正義感の下で動く男だと思います。あまり難しく考えて役を作らず、1人の正義感を持った男を務め上げればいいのかなと思っています」と語っている。

そして、「こういう組織の暗部を描く作品をやらせていただいた時には、少しでも社会のお役立てるようなものになるといいなと思うんです。普通の、いわゆるサスペンスストーリーではないので、“実はこういうこともあるんだ”ということが、少しでもいいので視聴者の方たちに感じてもらえたら演者としてはうれしいです。現実という社会に役立ってほしいですね」と期待を寄せている。

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