「国際平和デー」長崎の鐘鳴らす 長崎の5団体

平和を願い「長崎の鐘」を鳴らす参加者=長崎市、平和公園

 国連が定める「国際平和デー」の21日、長崎市松山町の平和公園で、被爆者らが世界平和を願って「長崎の鐘」を鳴らした。
 県被爆者手帳友の会やアジェンダNOVAながさきなど5団体でつくる「長崎の鐘を鳴奏(ならそう)会」が実施。国連は9月21日を「世界の停戦と非暴力の日」とし、世界中の全ての国と人々に敵対行為の停止を働き掛けている。同市もこうした取り組みに賛同。2013年から市内の寺院や教会などで一斉に鐘を鳴らすよう呼び掛けている。
 被爆者や通りがかった観光客ら約30人が綱を引いて約1分間鐘の音を響かせた。初めて参加したという市立女の都小6年の相庭和花さん(11)は「これからも平和が続いてほしいという気持ちで鳴らした」と話した。

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