聖火リレー成功へPT設置 海老名市、通過道路に愛称も

 2020年東京五輪の聖火リレーのルートになっている海老名市は18日、聖火リレー成功に向けた全庁的なプロジェクトチーム(PT)を年内にも立ち上げる方針を明らかにした。関連イベントの企画・立案をはじめ、聖火が通過した道路に愛称を付けるなどレガシー(遺産)づくりも検討していく考えだ。

 PTは、市教育委員会を含めて組織を横断し各部から1~2人程度を集めて発足させる予定。関連イベントのほか、通過道路の愛称命名やモニュメントの建立などレガシーづくりに向けたアイデアを練っていく。

 また、聖火ランナーへの応援の在り方や、市内の小中学生の観覧などを通じた参加方法を検討する。聖火の通過当日の来年6月30日には、「ミニセレブレーション」と題したセレモニーが海老名中央公園(同市中央)で行われることも決まっており、関連の企画なども話し合う。

 市幹部は「聖火リレーは世界的イベント。多くの市民に喜んでもらえ、次代の記憶にも残っていくような取り組みを(PTで)考えていきたい」と説明した。

 18日の市議会本会議で、市川敏彦氏(創志会)の一般質問に答えた。

© 株式会社神奈川新聞社